本当はこわい。過食症と過食嘔吐

センターの相談を受けた方に過去の体験を綴ってもらいました。専門スタッフによる「過食が止まる無料相談」も行っています。

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発症して1年。失ったものは、自信と意欲と貴重な時間

女性 会社員 26歳 O型 東京都

ダイエットをきっかけに吐かない過食症を患って1年が経ちました。
初めの方の過食は週に1回程度だったのが、回数はどんどん増え、気づけばほぼ毎日。太っていくのが恐くて毎日が不安で、自分はなんて意志が弱いんだろう、痩せている人は食欲なんて理性で押さえ込んでいるはずだ、と自分を責めました。後に自分が過食症という病気であることに気づき、その考えは改めましたが…。

摂食障害になってわたしが失ったものは、自信と物事に対しての意欲、貴重な時間です。
我を忘れて片っぱしからものを食べていく自分の姿は絶対に誰にも見られたくないし、その度に自分が後ろめたいことをしているような気持ちになります。仲の良い友人と表面上は楽しく話していても、誰もわたしが過食していることは知りません。まるで自分が隠れていけないことをしているようで、自信がなくなり、孤独感は増していきました。
また、たくさん食べた後は束の間の幸福感で何もかも忘れられます。同時に食べること以外に対して意欲がなくなり、好きな趣味ですらやる気が起こらず、その日1日を無駄に過ごしてしまいます。そんな日は誰かと会っても明るく振る舞うのすら億劫に感じてしまうのです。
思考力や判断力もにぶり、ぼうっと過ごすことが増えました。

もし過食症を患っていなければ、食べていた時間、無気力でいた時間をもっと他のことに回せていたのではないか。色々な場所に行ったり誰かと新しい物事に取り組んだり、充実した日々を過ごせていたのではないか。相談を受けて自分を客観視したことで、そんな風に考えるようになりました。

何度も抜け出そうとしたけれど、ふとした拍子に出てきてしまう過食衝動。時間がかかったとしても絶対に治して、失ったものを取り戻したいです。

過食嘔吐をするために摂食障害の男性と…

女性 自由業 19歳 B型 京都府

私はダイエットの延長線上で過食嘔吐になり、拒食や非嘔吐過食を経験して今は過食嘔吐と戦っています。摂食障害になってからの3年間でたくさんのものを失いました。健康な体や思考力を失い、お金や友達も失いました。でも、私が1番失って辛かったものは「家族」です。健康的な思考回路を手放した私は、過食嘔吐が生活の軸になり過食嘔吐をするために43歳の摂食障害の男性と17歳の時に知り合い、家出をしました。
今まで一生懸命私と姉を育ててくれたお母さんには、酷いことをたくさん言ってしまい、お父さんの遺産を持って飛びだしました。でも43歳の男性とは上手くいかず、過食嘔吐も酷くなるばかりで、いろんな人の家を転々とするばかりで安定もしませんでした。家族に会いたくて、後悔で気持ちはぐちゃぐちゃでした。もう大切なものは失いたくない、正常な思考を取り戻して健康に生活したいです。早く治したい。

今気づいた「これは病気だ」

女性 主婦 45歳 B型 奈良県

摂食障害になっているということ、最近自覚した。
そして相談をしている中で、さらに恐ろしくなってきた。
食べて、吐いて。
吐いているときには、「なんで食べたのだろう?」といつも思う。
なんで食べるのか。
ただ口に入れるだけ、そして胃にいれるだけ。
それだけのために食べるという事は、「病」以外に意味を見いだせない。
本来であれば人間は、体が欲して「食べる」のであろう。
しかし私は、ただ口に入れたい、何かの衝動におされ食べ物を詰め込む。
そして吐く。
無意味な、しかし収まらない事。これは「病」だ。
摂食障害は病であること、これを自覚したのは、つい最近だ。
怖くてたまらない。
これは治っていくのだろうか。