過食症と過食嘔吐 心の声を聞いて

食べたいけど食べたくない。普通に食べられない。
過食症になってからのみなさんの体験談をまとめました。

過食嘔吐の苦しさを知るまでおかしいことに気づかなかった

女性 パート 45歳、神奈川県

摂食障害かも、と少し思っていたが、摂食障害は食べ方が少し変なだけだと思っていたので、たいして問題だとも思わなかった。
43歳の時過食嘔吐で初めて苦しさを感じるまで、おかしいことに気付かなかった。
今までずっとつらい苦しいと思っていたけど、それがずっと自分の当たり前だったので、そのことに疑問は持たなかった。
楽しいと言う人、楽しそうな人、自分がやりたいことをやろうと頑張っている人、自分の意思をちゃんと持って選んでいる人、パートナーがいる人をうらやましいとも思っていたけど、
それはその人が優れているからで、自分はそうじゃないから。
自分は太っているし人間としてダメで劣っているから、つらかったり苦しかったりするのは当たり前。
我慢してやり過ごすのが自分の当たり前だったし、傷付いていない平気なふりをしていた。
寂しい、悲しいは、特に気付かないようにしていたかもしれない。
当たり前でこれが自分の普通、気にしていなかった。
幸せなことがあるといいなと思ってもいたけど、期待してもそうじゃない、そうならないことばかり。
やっぱり自分はそうなる、という感じ。
気にしていたら、生きられなかったかもしれない。