過食症と過食嘔吐 心の声を聞いて

食べたいけど食べたくない。普通に食べられない。
過食症になってからのみなさんの体験談をまとめました。

ファスティング(断食)で過食が悪化

女性 会社員 27歳 O型 東京都

私は過食のみです。自分で最初に異常に食べていると感じたのは大学生の頃1年留学していた時です。
自分の思い描いていた留学とのギャップ、英語がなかなか上達しないことからの焦り、難しい勉強が大きなストレスになり、夕食後、部屋でお菓子を一袋食べていました。
海外はカロリーが異常に高いので、一袋で1000kcalはありました。
留学の頃異常だと感じたのは、「食べる必要がないのに食べてしまう。」ということでした。

留学中は、ストレスもピークで3ヶ月ほど生理も止まりました。また、顔中ににきびが出ました。
その後は、留学生活にも慣れ、過食もしなくなり留学後も大学を卒業するまでは過食はありませんでした。
しかし、常にダイエット意識はあり、カロリーなどを異常に気にしており、好きな物より体に良いもの、カロリーの低いものを選んだりし、甘いものを食べたりすると罪悪感を感じていました。

その後、社会人になり、またストレスを多く感じるようになりました。自分は何の役にたっているのかと思うと、仕事へのやる気が出ず、夜は帰りにデパ地下やコンビニなどで1人では食べられない量を買い、全て食べる、家にあるものは全て食べないと気が済まなくなりました。その頃、趣味でマラソンをしていたので、ランニングをして体重はそれほど変わりませんでした。

しかし、段々食べる量も増え、体重も増えてきたのでダイエットを決意し、流行のファスティングを始めました。

最初は2kgほど痩せ、その頃好きな人に奇麗になったと言われ、その人に会う度にどんどん痩せなければと思いました。
半年で5kgほど痩せ、2週間に一度ほど1日過食してはファスティングをするという日々を続けていました。
「痩せるのは簡単。食べてもファスティングすれば大丈夫」と思うようになりました。

通常ファスティング後は、通常食に徐々に戻していきます。でも、体重をキープしたくて体重が少し増えるとすごくイライラし、増えた自分に自己嫌悪になりました。
仕事や交友関係から外食が多くなり、ファスティングをした後回復期をうまく持てず、回復期に一口何か食べると急激な食欲が沸き上がり、過食をする日が徐々に増えて行きました。
以前は過食を1日で止められていたのに、2日・3日続くようになり、最終的にはほぼ毎日過食するようになりました。
また、ファスティング後は太りやすくなっているので、仕事や付き合いで回復期またずに急に食べると、その分急激に増え、更に自己嫌悪。

そういうときは、「またファスティングすれば食べられなくなるから、今のうちに好きなものを食べておかないと」という意識、そして「明日から切り替えたらいいから今日は好きなだけ食べよう」と投げやりになり、異常に食べるようになりました。そして、過食→ファスティング→過食を繰り返すようになりました。