過食症と過食嘔吐 心の声を聞いて

食べたいけど食べたくない。普通に食べられない。
過食症になってからのみなさんの体験談をまとめました。

止めたいと思っているのに、症状は増えるばかり

女性 会社員 46歳 O型 千葉県
私が摂食障害になったのは、18歳くらいの時。
高校の部活を引退したが、食欲が落ちず、太り始めた。
ある日父に太ったと言われ、
体重、体型が気になるようになった。
もう、26年もたってしまったので、始めの頃のペースは覚えていない。
たぶん、1日1回あるかないかだと思う。
毎日ではなかったし、量もお腹に物が入ることに
抵抗がある程度だったので、少ない量だった。
徐々に量は増えていたのかもしれないが、
4年後くらいには、仕事の帰りに炭酸飲料(1.5リットル)
とお弁当を2つくらい買い込んで、部屋でこっそり食べるようになる。
もちろん、親が作った夕食も食べて…
いつしか、飲み物をたくさん飲んで吐くようになる。
吐き切るために指も使って…
苦しくて情けない気持ちもあるのに、やめれない。
母に見つかった時もある。
「なんでそんな馬鹿なことするの」と怒鳴られ、
泣いて「さみしいから」と答えた。
母はそれを聞き、「あんただけが、さみしいわけじゃない。
人はみんなさみしいんだ!そんな馬鹿なことはやめなさい」
と言われた。
それでもやめることが出来ない。
食べないようにするために、家にいる時間を減らそうと考え、
着付け、ゴルフの打ちっ放しなどに出かけるようにするが、
どんなに遅くても食べたくなり、衝動を抑えられない。
29歳で摂食障害を内緒で結婚する。
仕事も同時にやめたので、毎日家にいる時間が増える。
夫が会社に出かけると、過食が始まる。
妊娠しても止まらず…
この時には2回になり、量もかなり増えていた。
お弁当2個、デザート、パンなど…
子どもが生まれ、外に出ることが増え、
回数は1回になるが、2人目が生まれると、
子育てのストレスから、2回に増えた。
今までも食べ物が気になり、仕事を早退したり、
習い事をお休みしたり、友だちとの付き合いよりも、
過食を優先してしまう状態があった。
すぐ泣く子どもにテレビを観せ、吐いた。
辞めたくてもやめれない。
カウンセリング、耳ツボ、リラクゼーション、
病院などにもたよったが、治るまでに繋がらず、
一生このままだったらと考えると絶望的、大きな不安にかられた。
今では量も回数も増えている。
知らない間に徐々に増えたのだと思う。
電話相談で聞かれるまで、気にしていなかった。
ほぼ、日課になっている。
朝には夜の過食嘔吐を考えたりしている。
もうやめたいと思っているのに…