過食症と過食嘔吐 心の声を聞いて

食べたいけど食べたくない。普通に食べられない。
過食症になってからのみなさんの体験談をまとめました。

気付けば過食、下剤、嘔吐、そして増え続ける現実

女性 学生 22歳 B型 兵庫県
去年の4~8月にダイエットをした反動で9月から過食症になりました。
最初は週に1~2日、1日に1回、お腹がパンパンになって
苦しくなるくらい食べ過ぎてしまうことがあるという程度でした。
その時は
「生理前だから食欲が増しているのだろう」
「生理が終われば落ち着くだろう」
「ちょっと増えてしまっても、またダイエットで落とせば大丈夫」と、
全く危機感を覚えませんでした。
しかし、生理など関係なく、日々、食欲は増すばかりで、
食べ過ぎる日が増えていきました。
11月には、衝動的に買い物をすることが増え、
常に頭の中で食べ物のことを考えるようになりました。
「今日は〇〇のスーパーが安売りの日だからいっぱい買える」
「今日は疲れたから甘いもの買おうかな、今日だけ、今日だけ」
と、自分に都合の良い考えばかり頭の中に浮かんできました。
それと同時に衝動的な買い物をした後に
「またこんなにたくさん買ってしまった」
「どうして買い物すら自分で制御できないんだろう」
と不安を覚えました。
この頃は食べ過ぎても嘔吐することはありませんでしたが、
「食べてもすぐに出せばいい」と下剤を乱用していました。
だんだんと下剤が効かなくなってくるので、
12月には規定量の5倍は軽く超えていました。
メーカーを変えることもありました。
12月に入ってから、日々増える体重と変わる自分の容姿に
不安や焦りを覚え、食べ過ぎた時には口の中に手を突っ込み、
無理に吐くことを覚えました。
最初は上手く吐けなくてもどかしかったのですが、
回数を重ねる毎にコツを掴んでいき、たくさん吐けた時は安堵しました。
しかし、その直後に洗面台の鏡で涙や鼻水、
唾液、胃液で汚れた自分を見て衝撃を受けました。
私は何をやっているんだろうと思いました。
そこでやっと自分自身が怖くなりました。
1月には週に3~4日くらい過食嘔吐するようになっており、
もはや自分ではどうにもできないと思い、過食症について調べ、
こちらの無料相談に辿り着きました。
相談に乗ってくださった方によると、中程度の過食症、
5か月でここまで過食嘔吐の頻度が増えているのは
ものすごいスピードだということがわかりました。
このまま、このスピードで症状が重くなると、
使うお金も時間も自分への負担も相当なものになると思います。
普通の食行動がとれるようになりたい、
経年増加を少しでも阻止したい、
と強く思うようになりました。