過食症と過食嘔吐 心の声を聞いて

食べたいけど食べたくない。普通に食べられない。
過食症になってからのみなさんの体験談をまとめました。

気づけば年々増えていた症状

女性 会社員 30歳 神奈川県
過食が始まったのが、22歳のとき。
食べ物を制限なく食べたい衝動に駆られ、
けれども太りたくない、むしろ痩せていたいという気持ちから、
嘔吐という手段に出た気がします。
実家にいたので、独りになれるすきをみては
こそこそ隠れる様にして食べ物を食べ、親に見つかっては
怒られていたのを覚えています。
トイレも独占してしまうので、よく言い合いの様になっていました。
よく食べる、そのわりに痩せたままなので、親も不思議に思って
その他の病気を疑っていました。
親にも、本当の事は言えず、誰にも相談しないままでした。
食べる量は、年々増えて行きました。
お腹がはち切れる迄食べないと、嘔吐が出来なかったのが、
気付くと、好きな時に嘔吐が出来る様になっていました。
食べることと、嘔吐出来る隙があれば、
過食嘔吐に走っていた気がします。
同じ事務所の同僚は、摂食障害に対して、真っ向から否定的な言い方を
する人で、もちろん打ち明けられませんし、過去に付き合っていた人にも
打ち明けて否定的な目で見られたのを覚えています。
治したいと思っていても、毎月毎月、
過食をしてしまう、その繰り返しで、年数が経ってしまっています。