よいことなんて一つもない
女性 学生 20歳 A型 茨城県
摂食障害になってよいことなんてひとつもなかった
つらいことは数えきれないくらいあった
常に食べ物のことで頭がいっぱい
友だちと一緒にいてもはやく一人になって食べたい
ソワソワして友だちと話しているときでも
わたしもう帰るねと言って帰宅してひとりで過食した
授業も休んでひとりで過食した
過食症じゃなかったら友だちともっとおしゃべりできた
過食症じゃなかったら誘われたごはんも飲み会も参加できた
過食症じゃなかったら友だちともっと仲良くなれた
常にみんなから太っていると思われるのが怖くて
嘔吐できないわたしは運動をたくさんした
夕方から夜中まで7時間ランニングした
一日中ジムで運動した
ジャージを二枚きて真夏の中ランニングした
過食症になって食べるのと運動する時間が
わたしの生活の中心になった
こんな楽しくない生活はもういやだ
友だちと話していても話題より
食べ物と体系のことだけしか頭にはない
全然楽しくない
帰省した久しぶりに会った家族も太ったわたしを見て
心の中で哀れと思っているんじゃないかと疑ってしまう
地元の友だちとも久しぶりにあえるのに
会いたくないと思ってしまう
太ったと思われたくない
ずとずーっと起きてから寝るまで一日中食べ物と体系のことだけ
頭にある
何のために死ぬほど勉強して大学にはいったのか
好きなことを学んで将来自分の好きな職業につきたい
そう思ってこの大学に入ったはずなのに
今
絶対治したい
もう疲れた
楽しく生きていきたい