過食症と過食嘔吐 心の声を聞いて

食べたいけど食べたくない。普通に食べられない。
過食症になってからのみなさんの体験談をまとめました。

「回数・時間・お金・量」全てが増えています

女性 学生 22歳 O型 静岡県
私が嘔吐し始めるようになったのは3、4年前だったと思います。
最初は吐く事に対して迷いや抵抗があり、吐いてはいけないという気持ちがちゃんとありました。
でも、太ることが嫌で、でも食べ過ぎてしまう自分も嫌で、
軽い気持ちで「吐いてみよう」と嘔吐したのが始まりでした。
その時はまだ、「食べ過ぎたときに吐けばいいや」という気持ちで吐くのも完吐ではなく、
回数も1週間に1回か2週間に1回ぐらいだったと思います。
しかし、そんな期間も短く「食べたら吐けばいいや」という気持ちに変わっていき、
吐くペースはすぐに週に1回から毎日へと変わっていきました。
そうすると食事の量もはじめはいつもの自分の量だったものから
「食べれるなら好きなものを」という思考に変わり、
食べてみたいものなどをお金をいくらまでと気にしながらも買うようになっていました。
それはだんだんとエスカレートしていき、お金がなくて制限しなければいけない時は
とてもイライラするようになりました。
また、それにともないストレスで過食を止められない自分が日常のほとんどにでてきて、
四六時中食べ物のことが頭から離れず、過食嘔吐は酷くなっていきました。
今、過食嘔吐の状態は毎日で1回は必ずあり、ひどいときは1日3,4回ある時もあります。
1回に食べる量も普通の人ではありえない量になっていて、
それはコントロールしようとしてもできないものになっています。
コントロールしようとすると逆によけいイライラいて最悪の状態になります。
過食時は食べる感覚も満腹も分からなくなるほど心が真っ暗だったり、
荒んでいたりという状態になり、たとえていうなら鬼のような形相という感覚、状態になります(笑)
嘔吐を始めた当初に比べるとそれは約20倍の回数であり、
食べる量にいたってはそれ以上の計り知れないほどの量と金額をこの症状につぎ込んでいます。
また、回数や量が増えるということはその分時間もかかることになり、
私はやらなければいけない課題、試験勉強という学生本来の仕事があるのに
手が付けられない状態になっています。
卒論に至っては期限が迫っているが分かっているのに手が付けられず、
そのまま期限に間に合わずゼミ論文というのに切り替ることにもなりました。
以前は過食嘔吐があっても課題をしっかりやる性格だったのに、です。
これがこの3、4年の間で起こっているというのだから、
これから先過食嘔吐が治らず続くと考えたら本当に恐ろしいと思いました。
今でも厳しいのに、今以上にまともに生活なんかできなくなります。
自立もできなくなり、自ら滅んでしまいます。
でも、止められることでもなかったため、私は必死の思いで相談を申し込みました。
私は明るい未来を生きたい。
明るい人生を考えたい。
自分らしく、ちゃんと自分の人生を自分の思い描くように作れるようになりたいんです。
だから苦しくても絶対に治したいです。できるならなるべく早く。