過食症と過食嘔吐 心の声を聞いて

食べたいけど食べたくない。普通に食べられない。
過食症になってからのみなさんの体験談をまとめました。

悲惨な摂食障害

女性 会社員 32歳 AB型 東京都
きっかけは、高校に入って自分より痩せている可愛い友達やモデルさんを見て、自分ももっと痩せたいと思ったこと。
一食300キロカロリー以内と決め、なるべくバランスよく野菜を食べストイックに食事制限するといった状態。
その状態はつまり拒食症になっていたということ。
体重は、もともと痩せていた方だったので、15キロくらい痩せガリガリ。筋肉もなくなっていた。
生理が止まってしまいホルモン注射を毎日おしりに打っていたが、それでも生理は来なかった。
さすがにやばいと思い、食べ始めたら止まらなくなって過食症に・・・。
普通に食べるってことがわからないと毎日泣いて、家中のものを食べつくしていた。
お金が無いから比較的安くすむ、米にマーガリンをのせて3合とかを過食していました。
母が心配して止めようと色々努力してくれ、冷蔵庫に鍵がかかったりもしたたけど全く過食は止められなかった。
私は子供の頃から嘔吐恐怖症で吐けない。なので体重が増えた。
それでも、まだ痩せていたのだが過食をどうにか止めてほしくて心療内科へ行き、そこで隔離病棟への入院を勧められて2ヶ月入院したがそこはヒドイ所だった。自主退院後、別の開放病棟へ入退院を繰り返した。
抗うつ剤が強くて授業中は寝てしまうし、歩のもフラフラでよく転んで顔を怪我していた。
薬を飲んでも過食は止まらず太って毎日自己嫌悪。
高校を卒業してから18キロ太った自分の姿を見られたくなく入院していた。
辛くて死にたくなって情けない自分も思い出したくないので友達とは誰とも会わずにいた。
専門学校に入り、新しい友達と毎日酒とタバコにカラオケと、夜な夜な友達の家に泊まって遊ぶ生活でフタをして過食はたまにする位に。痩せたい願望はいつもあったけど高校の友達とも会える様になった。
フリーターになってからも友達と毎晩飲んで朝まで遊ぶ生活。
痩せたい気持と食べたい思いが常に頭にあり、5キロ~8キロの変動が常にだった。
食べずに痩せて、また食べまくって太り自己嫌悪。いつも痩せてる人を目で追って、自分も痩せたいと思う。
それでも、高校の頃に比べたら泣いたりしないし、友達とも楽しくご飯は食べれるし、ただの食べすぎなんじゃないか?と思っていた。
酒とタバコ、徹夜と不摂生な生活、仕事のストレス、常に痩せたいと満足しないストレス・・・結果、パニック障害になった。
初めてパニックになり痙攣を起こし、過呼吸で救急車で運ばれ電車にも乗れなくなり仕事を辞める始末。
パニックを引き起こすのでタバコと酒を止めた。ひどい時は、カフェインもダメになった。
そしたら10キロ位痩せて、食への執着心が一度消えたと思った。けど、それはセンターで言う擬似停止。
1年で電車も乗れて仕事もできる様になったが、また食べることで仕事のストレスを解消するようにチューイングをするようになっていた。
気づいたら仕事帰りに1500円くらい好きな惣菜に、焼き芋にパン、グラノーラなど、体によさそうな食物繊維の多いものを選んでチューイング。ちょっとずつ飲み込んでるので、また体重が増えていった。
どうにかしようと今度はヨガを始めた。
ヨガの日は夕食を食べず、週1回のチューイングで食べたい欲を満たす生活。
その後、結婚をして引越しを機に仕事も止め、ヨガも辞めた。
パンが好きで、遠くの店までパン屋めぐりをして、大量にチューイングの生活。
家で一人の時は、食事=チューイングという感じになっていった。
どんどん太って、ホルモンバランスが崩れ肌が荒れ、胃痛と頭痛、めまいがしょっちゅう。
それがストレスでまたチューイングで発散、さらに太ってイライラと、悪循環。
パソコン仕事で全く動いていないから頭痛と胃痛は仕事のせいにしていたけど、チューイングのせいじゃないかと思えてきている。
大好きな旅行中もいつも胃が痛くなるようになって、生理前もいつも胃が痛いし吐き気がするように。
ウエディングドレスを着るために3ヶ月で10キロ痩せたけど、反動で1日1~2回、休みの日は6時間ずっとチューイングするようになって7ヶ月で13キロ太った。今では、友達の誘いを全て体調不良を理由に断っている。
休みの日も1歩も外に出ずに寝てるか食べてるか。
なんにもやる気がおこらなくて、人に負の影響を与えないように関わりたくないと思ってしまう。
でも、本当は会いたい。このままでは嫌だ、なんとか治したいと思って、このセンターに相談しました。
この5年で17倍チューイングが増えた。年間72万円も使っていることに気づかされました。
海外旅行したい!ヨーロッパに行ってみたい!と言っているのに、こんなに無駄遣いしてるなんて。。
余裕で行けてたな~って。。本当にもう、お金も時間も無駄遣いしたくないと思った。
それになによりも、健康な心と体を取り戻して、笑顔で毎日すごしたいです。
うじうじした自分から笑っている自分になる為に治したいです。