過食症と過食嘔吐 心の声を聞いて

食べたいけど食べたくない。普通に食べられない。
過食症になってからのみなさんの体験談をまとめました。

この先の合併症が怖い

女性 会社員 27歳 熊本県
14歳の頃ぽっちゃりしていたが痩せたらいいなぁと思うくらいだった。
ある日男子に体型の事でからかわれ、カロリーが少ない物しか食べなかったり、食事を抜くようになった。
食べたい気持ちが強く食べて後悔をした。
そのうち指を入れて吐く事を思いつき嘔吐。
体重が増えなくて嬉しかった。
学校では出来ず家に帰って繰り返すようになった。
15kgくらい痩せた。こんなに好きな物をいっぱい食べてラッキーとさえ思った。
夜に2~3回過食嘔吐。低血糖でアメをなめてもすぐ嘔吐したり、ツバも飲み込めず吐きたした。
吐いてる途中に母がドアを開けようとしたりした。
太ること、受験、思春期など色々な事が重なって止めさせようとする母に八つ当たり。
いっぱいけんかして刃物を向けた事もあった。
食べ物を買うため母の財布からお金を取ったり、万引きもした。
本当はこんな事したくなかった。女手一つで育ててくれた母にいつも心の中で謝ったが言葉で伝えきれなかった。自分がいなくなれば誰も嫌な思いしないのにと思って、大量に薬を飲んで死のうと思ったが出来なかった。
高校に受かり、嘔吐の回数が1~2回に減ったが嘔吐への罪悪感がなくなっていった。
専門学校は寮だった。みんなと一緒にご飯を食べたり、行動するのが苦痛で馴染めなかった。隠れて吐いていたが、みんな知っていたと思う。
今の職業についた。不規則で体力を使う仕事。
最近胃が痛かったり、きついとき不整脈もでる。食べ過ぎると背骨も痛い。
母も体が強くなく、年老いく母を見て申し訳ない気持ちと健康に気をつけるようになった。
前に比べると食べる量が減ったが、体重が増えるとスプーンを使って胆汁が出るまで吐いてしまう。今後併発する病気が怖い。
今付き合っている彼は過食嘔吐に気付いていない。結婚も考えてくれている。子供も欲しいと言ってくれた。でも今の私にはそれにこたえれない。