過食症と過食嘔吐 心の声を聞いて

食べたいけど食べたくない。普通に食べられない。
過食症になってからのみなさんの体験談をまとめました。

医学的な理論だけでは過食症を治せない

女性 自営業 34歳 岐阜県

偶然みつけたこの相談コーナーにはじめてメールを出し、そこから今まで過食嘔吐がSTOP…
過食嘔吐が特にひどくなってきたこの10年の中で薬や拘束状態でない普通の生活でこんなに長い間とまったことなかったかも。。

とにかくダイエットしたくて、この食欲をどうにかしたくて、30歳のとき友達が教えてくれた どこの国で製造されてるか、内容成分もわからない「痩せる薬」を飲んだ。

初日の症状はドキドキと心拍数が上がったり、貧血のようにふらっとしたり冷や汗がでたり。。
明らかに危険な状態。。。
でも、食欲がぴたりと止んだ。。。
むしろ何も食べたくないほどになり、水分と、カロリーメイトとヨーグルト、フルーツをちょっと食べる程度で毎日すごせるようになった。
食欲がない、過食がない生活がこんなに楽だったんだ!
って感動的な気持ちで、その間仕事もハードだったこともあり3ヶ月で6キロ痩せれた。

でもその後の結婚など環境が大きくかわったストレスと、薬を止めた(3ヶ月以上連続で使用してはいけない薬といわれたので)のもあり、食欲が爆発。
ホルモンバランスもくずれ生理がとまり半年で15キロというまさかの激太り。。
知り合いにも家族にも驚かれ、本当にショックで、つらくて誰にも会いたくなくなった。

またその頃から心臓にも影響が出始め、毎日心臓が締め付けられるような感覚があり、身体の重さですぐに息切れがして、命に関わるような恐怖感を感じ、 ほんとうにどうにかしないと。。。 と、そのころからはじめて、外見の美容面ではなく健康面から自分の身体について考えるようになった。。。

そして、私の住む土地からだいぶ離れた東京方面にあるダイエット施設で2ヶ月強制的な運動と徹底的な栄養管理の中で、8キロへらすことができました。

その施設では自分のお金もすべて施設に管理されるので過食することができない環境になり、その間に自律神経を整える治療や生活を強いられ運動で脂肪を減らすことによって脂肪細胞の中にある過剰な食欲を出すホルモンの分泌を減らし正常な食欲に戻し過食症を治す。。という、生理的な過食要因を解決させることを目的にしていました。

金額にして、2ヶ月の滞在で約80万円。。
それ以外にも、過食症の人は余分な栄養サプリ代がいろいろかかるというので、結局 軽く100万円は超えてたと思います。

結果的に減量はそれなりにできたけれど、過食嘔吐に関しては、結局、あまりの空腹感とイライラで部屋で1人のたうちまわっていたときにカバンの奥から預け忘れたキャッシュカードを見つけてしまい、口座残高もそこそこあったため、2ヶ月の間も、ずっとこっそり食べ物を買いあさり過食嘔吐していました。

それも、毎朝体重チェックがあるため、体重の減り方がおかしいとお金を隠し持ってるのがばれるため、表面的には順調に体重を減らすためにかなり強く嘔吐をしていました。

医学的な理論だけではまだ過食症を治すには足りない。。。
過食症を治すには自分の心の奥底の問題から洗い出し、衝動を起こす原因を探り、癒すことが大事なのかも知れない。。。。 と考えるようになり、そこからはじめて、今まで耳にしたことはあったけど苦手意識で受け入れられなかった、インナーチャイルド という存在を気にするようになり、スピリチュアルな存在についての本も読むようになったり、自分の過去の記憶について興味を持つようにもなりました。

仕事の研修で一ヶ月海外に滞在した時期でさえ、現地料理や環境に慣れだした半月後あたりから過食嘔吐するようになり、日本から離れてでさえ、結局は、自分が変わらなければ過食症はなくならないんだと強く実感するようにもなりました。。

そういうプロセスを踏んで、今回ここにたどりつき、この相談所ではインナーチャイルドという言葉や存在を重視しているため、私の中でも、すでに多少の受け入れ体制があったので入りやすかった部分もあり、そのおかげなのかこの数日
過食嘔吐をとめることができました。。。

でも、おとついあたりから朝起きると吐き気のような胸焼け感があったり、もう、自分がこのまま治るんじゃないかと一瞬考えることもあるので、これが、擬似停止 の期間中に起こる現象だとも説明を受けたので、これから、より相談をしっかり受けて、いよいよ、34年間ずっと聞くことのできなかった、私の中の私の声を聞けるようになりたいな。。。と思っています。 
長文ですいませんでした。 

※摂食障害の患者さんは良い治療を受けてもマイナスな受け取りをする傾向があります。
あくまで参加者の感想であり、センターの立場とは一切関係ありません。