過食症と過食嘔吐 心の声を聞いて

食べたいけど食べたくない。普通に食べられない。
過食症になってからのみなさんの体験談をまとめました。

過食嘔吐で崩壊していく家族

女性 会社員 30歳 埼玉県

実家に帰ってからは拒食になった。

自分でもなぜこんな食べることができないのかわからないくらい
食べることができなかった。

母はなぜ食べないのかとキレることもあり実家では母の機嫌が気になった。
それからは本当にどの本にも書かれているような行動ばかりだった。

夜中に食べたくて眠れず隠れてベッドにお菓子を持ち込み食べたり、父母が食べるものに執着し父母に食べさせることを望んだ。

母と大学病院に通い徐々に先生と話せるようになり
うつ薬など飲み続けるものの過食嘔吐は変わらなかった。

実家に帰ってからは抑えることができていたのも
我慢しなくていいと言われたらそこからはどんどんエスカレートした。

日に日に量も回数も増し、母が作った料理も当たり前に目の前で食べてはトイレに駆け込んだ。

今考えるとなんてひどいことをしていたのかと改めて思う。

そして実家にいるのが辛くなり
1人暮らしを始めるが働かずに親に全て生活費をもらっていた。

ようやくパートを始めたりしたが
過食嘔吐しながら働く辛さにどれも長続きはせず結局は実家に戻る。

けれどどうしても過食嘔吐することから抜け出そうとせず逃げてばかりで
過食嘔吐するのが私の役割なんだとさえ考えるようになった。

これしかできない苦しみを目の前で思い知れと
毎日毎日貴重な人生の時間を無駄にした。
もちろんお金も。

友達とも連絡を返さなくなり当たり前に1人だった。

だから余計父母も姉も普通に生活しているのが憎かった。

半狂乱になり部屋の床を叩き殴り蹴り、そんな私を見て父は泣いた。
父母を泣かせたのは数えきれない。

もう毎日が嫌で仕方なかった。