過食症と過食嘔吐 心の声を聞いて

食べたいけど食べたくない。普通に食べられない。
過食症になってからのみなさんの体験談をまとめました。

仕事を辞め、万引きで捕まり、歯はボロボロに。

女性 主婦 39歳 滋賀県
過食嘔吐20年目です。
19才の学生の時最初は食べ過ぎた時だけ吐いてました。
24才、就職して夢だったパティシエになる。
廃棄のケーキを毎日全部こっそり持ち帰り家に帰るまで我慢出来ず帰り道の車中で運転しながら貪り食べる。
ケーキだけでは足りずスーパーで嘔吐用の食材を大量に買い込む。
吐きやすい食べ物、飲み物をだけを選んで‥偏った食材を毎日同じ店で買うのが怖くて毎回違う店で買い物‥でも大量に同じ物を買う客が二度以上来たら目立たないはずはない。
店員の目が怖かった。私は家のトイレで毎回吐くことが困難だったので過食後自室や車中でバケツに嘔吐して後処理してた。
嘔吐物が汚くて自分が汚くて自分が気持ち悪くて毎日怖かった。
それでも何かに取り付かれたようにガツガツ食べた。
胃が膨張して痛いほどパンパンのお腹。
そして全て嘔吐。
休みの日には一日中過食嘔吐してた。
友達との約束はいつもドタキャン。
過食中の友達からの電話があると過食中断で話してると食べたい&吐けないイライラで心の中で友達に悪態をつく。
大好きな大事な友達なのに‥。
26才、仕事をやめた。
このあたりが一番症状がキツかった。
過食費がかさみお金がなくなり万引きして捕まって‥親に泣かれて責められました。
過食嘔吐10年目には口に指を突っ込まなくても吐けるようにまでなってしまった。
歯はボロボロで今自分の歯は8本しかありません。
その8本の歯もなんやかんやで治療したことがある歯です。
35才で結婚し36才で出産‥それでも過食嘔吐はとまらない。
自分が卑しくて汚くて醜くて大嫌いでたまりません。