過食症と過食嘔吐 心の声を聞いて

食べたいけど食べたくない。普通に食べられない。
過食症になってからのみなさんの体験談をまとめました。

食べ物に囚われ

安易な気持ちで始めた、と思っていたはずの過食嘔吐。

気づけば食べて吐くことしか考えられない。

月に数回の過食が、週に1回、2回、…そして毎日になることは
よくあることです。

(以下相談者の体験談)
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女性 会社員 33歳 長野県

過食嘔吐が始り4年が経ちます。
きっかけはダイエットでした。
運動をし、油分の少ない食事を意識し、アルコールも控え、
日々体重が落ちていくことに喜びを感じました。
着れなかった洋服が着れるようになり、きれいになったね
と褒められ、ダイエットして良かったなぁと思って
いました。
しかし、一度痩せると、元に戻ってしまったらどうしよう
という恐怖から、食べ過ぎてしまった時に嘔吐すること
を覚えました。
食べすぎたら吐けばいいや、安易に思っていました。
当時は、毎日嘔吐することはなかったのに、
その回数は年々増加し、今では毎日。
しかも、一日に何度も・・
今では吐くために食べるのか、食べるから吐くのか、
もう何が何だか自分でもわかりません。
職場でも、出張先でも旅先でも、人目を気にせず吐ける
場所があるだろうか?
そんなことばかり気にしてしまいます。
最初は簡単に嘔吐できたのに、最近は吐きづらくなっている。
体がやめてって叫んでいるんでしょう。
嘔吐した後のあの浮腫んだ顔、充血した眼、本当に醜い。
ただ、食べている時、この一瞬だけが快感。
でも、過食がすんで嘔吐が始ると、ものすごい罪の意識
に苛まされます。
何やっているんだろう私・・ただお金を捨てている・・
こんなことをしていては駄目だ・・
なのにやめられない。
最近は集中力も注意力もなくなり、人に接するのも嫌だ。
過食嘔吐が始ってから、あきらかに仕事への意欲が
低下している。
将来を考えると不安で不安でたまらない。
食べて吐くことだけに囚われて生きていくのはもう嫌です。
どうしてもこの病気を克服したいと願ってやみません。