過食症と過食嘔吐 心の声を聞いて

食べたいけど食べたくない。普通に食べられない。
過食症になってからのみなさんの体験談をまとめました。

過食の残骸 ゴミだらけの部屋

女性 会社員 26歳 兵庫県
過食症になって9年って書いたけど、過食症になったのは7年前。
9年前に1度好奇心で吐いてみた。
今思えばあの時がきっかけだったんだろうな。
近所のお姉さんが過食症で自分で吐き出してるっておばあちゃんから聞いた。
自分で吐くってどんな感じか味わってみたかった。
それから2年後、、、
大学に行って、
彼氏もでき、ちっちゃいころから太い私はダイエットして、彼にもっと好きになってもらおうとした。
高額なダイエット食品で痩せた私は二度と太りたくないと誓った。
でもダイエットで我慢してきた食欲は爆発した。
そんなとき、2年前のことを思い出し、食べ過ぎても吐き出してしまえばチャラになるとおもった。
2年前に初めて吐いた時、すごく苦しかった。好奇心でやったことを後悔し、二度としたくないと思った。
なのに。
今回は違う。好きなものをすきなだけ食べれる幸せ。食べ過ぎても全部吐き出してチャラにできて太らない安心感。感覚や思考が麻痺していった。。。
やがて大学を卒業して就職した。
人間関係ぐちゃぐちゃでいじめの絶えない職場。
いつ自分がターゲットになるかわからない。
そんなストレスから過食がエスカレートし、仕事から帰る途中に過食のために買物袋いっぱいにお菓子やパンを買い、帰宅すると寝るまで過食嘔吐しつづけた。
嘔吐する姿勢から頭に血が上り、鏡を見るとむくんだ真っ赤な顔。しだいに指先に痺れを覚えるようになった。
止めたい、止めたい、
助けて、助けて、
と泣き叫びながら吐きつづけた。
そして
疲れきって寝て、朝だるい体を起こすと、自分のまわりには過食の残骸、、、ゴミだらけだった。
たまに突然彼がくると、そんな汚い部屋を見られたくなく追い返したこともあった。
情緒不安定で彼にあたったこともあった。
自分がとても情けなくて責めながら吐きつづけた。
食糧難の人々、「食べ物は粗末にするな」と言ってた大好きなおじいちゃんに謝りながら吐いていた。
やがて
親が私の為に貯めてくれたお金も過食費にどんどん消えていき、働いているのにかかわらず貯金がなくなった。
仕事も辛いし、一人暮らしにもつかれた私は実家に帰ることにして
彼とは遠距離になった。
1年後、、、
結局彼とは別れる事になった。
私の過食からくる情緒不安定な態度に彼は我慢できなくなった。結婚の約束までしていたのに。
生きていく支えがなくなった。過去最大の過呼吸の発作がでた。苦しくて苦しくて。
死にたいと思った。
自分の過食のせいで
大切な人を失った。
健康な心も、体も失った。
長々書いたけど
読んでくれてありがとう。