妊娠出産と過食症について
過食症・過食嘔吐について、
未だに『思春期病』『30代に入れば止まる』と仰る
医師の方も少なくありません。
現実はそんなに甘い病気ではないことを
相談者の方は自らの体験を通して知っています。
そんな中から、妊娠中の過食嘔吐についての貴重な体験談です。
これからお母さんになろうとしている方、
現実をしっかり見つめてくだい。
(以下相談者の体験談)
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妊娠中、産後も過食は止まらない
女性 主婦 32歳 静岡県
妊娠前には、妊娠すればきっと過食が治る!
そう信じて子供を作ろうと決意したけれど、
今ままで過食嘔吐してきたボロボロの体のせいか、
なかなか子供が出来ず、ありとあらゆる事を試したり、
不妊治療に通ったりして本当に辛かった。
生理が来る度に泣いていた。
そんな私もやっと子を授かったかと思ったら、
すぐ流産してしまい、悲しみと脱力感でいっぱいだった。
でも、次にはちゃんと妊娠出来た。
本当にすごく嬉しかった。
しかし早速過食症状が出てきた。
普通の人ならつわりで食べれず体重が落ちるはずが、
私はそうじゃなかった。
食べたくてしょうがなくて、妊娠中なら太ってもいいや~って
思いながらも、過食しては嘔吐してた。
お腹の中には可愛い我が子がいるのに何やってるんだろうと
自分を散々責めては泣いていた。
主人もすごく心配していた。
第一子だけでなく、第二子、第三子と過食嘔吐は続き、
むしろ日に日に酷くなっていった。
産後は育児ストレスと
早く体型を戻す為にダイエットによるストレスで過食嘔吐してた。
でもうまく吐けずに日に日に体重が増え、
育児もしっかり出来なくなり、
人に会うのも嫌になり、
家の中に引きこもるようになった。
家庭内は本当に荒れていた。
と言うより私が荒らしていた。
主人と子供には本当に申し訳なくてしょうがなかった。
妊娠をきっかけに症状が治まるというのは幻想にしかすぎなかった。