過食症と過食嘔吐 心の声を聞いて

食べたいけど食べたくない。普通に食べられない。
過食症になってからのみなさんの体験談をまとめました。

妊娠を機にやめられると思った

女性 31歳 神奈川県
この症状が出たのは8年前ぐらい。
その気配があったころも含めると10年ぐらいになるかもしれない。
この8年間は過食だったり過食嘔吐だったり拒食だったりを繰り返していたが、ここ2年ぐらいのこと以外はあまり覚えていない。
私の記憶から消し去りたい過去なのかもしれない。
初めは、お菓子などをちょっと食べ過ぎたと思って吐いてしまうぐらいだった。
週に1回もないぐらい。
それが、2年ぐらいたち結婚してからは食べる量が増え意図的に吐くようになった。
旦那にはばれないようにいない時にやっていた。
でもこのころは普通の食事もできていた。
もともと、太っているほうではないから痩せたいという思いはあったが、そんなに体重も気にしていなかった。
その後妊娠。妊娠中は体重が増えていくことが怖かった。
食べ過ぎたと思ったら吐く。
それ以外はほんのちょっとの食事。
このころから、私はおかしいんじゃないかと思い始めた。
出産当日まで過食していたため、体力的にかなりきつかった。
出産後は治ると思っていた。
でも、育児のストレスからか、子供が寝ている間の過食嘔吐。
泣き始めてもやめられない。
妊娠中からの延長で、過食嘔吐かほとんど食べないかのどちらか。
そんな感じで1年後には体重は34kgにまで落ちていた。
明らかに痩せすぎで見た目にも悪いのに、私はそれが普通だと思っていたし痩せていたかった。
だから、このころは、過食よりも拒食のほうが強くてちょっと食べても吐きたくなって吐いていた。
生理も止まってしまった。
それから2年ぐらいたち、友達の結婚式やいろいろな集まりが重なり、食べたり飲んだりすることが続いた。
それをきっかけに大きく過食嘔吐の方向へ進んだような気がする。
食べることに罪悪感がなくなり、夜中にお菓子などを食べることも増えた。
過食嘔吐もだんだん増え、週に3~6回、時間が空いたときはかならずしていたように思う。
1日に1回がほとんどだったが、金額は1回2000~多いときで3000円ぐらいだった。
間食も増えたので体重も2ヶ月で4~5kgぐらい増えていた。
それからはずっとその状態が続いている。
生理も止まってしまったので婦人科に2年半通い、現在妊娠することができた。こんな状況だったからあきらめていたので、奇跡だと思っている。
これを機にやめようやめられる、って思っていた
のに回数は減ったけどやめることはできなかった。
長年過食嘔吐を続けてきたからそんな簡単ではなかった。
「経年増加」という言葉を聞いてこれからもっとひどくなる可能性があるのかと思うと怖くなった。
すごく長くなってしまってごめんなさい。
でも、これで、私自身今までを振り返ることができました。
誰にも話していないからいつも一人で苦しかったけど、ここで吐き出せてみなさんと一緒に頑張っていけることがとてもうれしいです。
読んでくれてありがとう。