過食症と過食嘔吐 心の声を聞いて

食べたいけど食べたくない。普通に食べられない。
過食症になってからのみなさんの体験談をまとめました。

過食嘔吐の無限ループにはまった

女性 自由業 23歳 B型 広島県
私が嘔吐したのは、9年前、
大好きな牡蠣にあたったとき。
どうにも気持ち悪くて、自分で指を突っ込んで吐いたら、
すごくラクになりました。
その後、体重を測ったら、痩せていたので、
ラッキーという気持ちでした。
その気持ちが忘れられず、それからというもの、
夜ご飯を食べ過ぎたなと思ったら、
嘔吐するようになりました。
たぶん、この時はまだ、月に1回~3回程度。
そして高校受験が差し迫った年に、私の食欲は暴走
しました。
3食以外に、お菓子を食べまくり、それでも飽き足らず、
マヨネーズやケチャップといった調味料から、
パン粉など、調理されていないものにまで手を出し、
あっという間にプラス8?。
醜い体系になり、ダイエットを決心しました。
でも、運動するのはめんどうだし、間食を抜くだけだと
そんなに減っていかない気がしたので、
昼は弁当を3分の2くらい食べ、夜は毎晩普通食嘔吐。
それで2ヶ月ぐらいで元の体重に戻りました。
この経験から、二度とデブになりたくないと思い、
昼の食事制限と夜の普通食嘔吐が当たり前になりました。
でも、それを続けていると、食べたい衝動にかられて
我慢していた甘いものを食べてしまいました。
罪悪感にかられましたが、すぐ吐けばいいという気持ち
になり、吐けばいいんだから、大量に食べても大丈夫と
いう考えに発展していき、吐くためには胃がはちきれ
そうになるまで食べなきゃ上手く吐けない、
という過食嘔吐の無限ループにはまっていきました。
大学生になってからは、バイトで稼いだお金を
過食用の食料につぎ込みました。
当時は、好きなものを好きなだけ食べれるという
思いが強かったので、過食嘔吐を楽しんでいる自分が
いました。
けれども、プリクラや写真に写った自分の姿を見て、
他人よりも髪がボサボサだったり、肌に艶がなかったりと、
過食嘔吐の影響が現れていることに気づき始めました。
それでも、太るのが怖く、まともな食事は
もうできなくなっていました。
3食摂ったら太るし、炭水化物なんてもってのほか。
でも、吐けばいいから、その時は菓子パンをたくさん
食べて吐く。
この繰り返しです。
週5日、1日1回~3回ほどにまで増加してしまった
過食嘔吐。
すごく無駄な時間を過ごしていると思います。
私の周りの人、絶対に同じ病気になりませんように。