過食症と過食嘔吐 心の声を聞いて

食べたいけど食べたくない。普通に食べられない。
過食症になってからのみなさんの体験談をまとめました。

軽い気持ちで吐いたらこんなことに。

女性 学生 25歳 北海道
病気が発症したのは5年前、20才の時です。
あたしはもともとポッチャリしていて、まわりから
「ぶーちゃん」といってよくからかわれていました。
(今もですが)
あたしは笑って、自分からもネタにしていたけど、
本当は体型をすごく気にしてました。
はじめて吐くことを覚えたのは大学での飲み会。
飲みすぎてフラフラしてる時、先輩が吐いたら楽だよって
教えてくれました。
それからというもの、飲み会ではたくさん飲んで食べて
吐きました。
飲み会のあとは酔っぱらったままコンビニで大量のおかしを
買って食べ、吐き…
飲み会じゃなくてもコンビニに走るようになるまでそんなに
時間はかからなかった。
そのまま吐かずに寝てしまうこともあって、
体重は少しずつ増えていった。
太っていくことがさらにあたしを苦しめて、太った?って
言われる度にストレスは増えていった。
そしてまた食べる。
まさに悪循環…。
過食嘔吐するようになってからは、日々食べることばかりが
頭の中を占めた。
友達との楽しい食事も早く吐かなきゃって思ったし、
どうせ吐くならついでにおかしやケーキも…って。
おなかぱんぱんに食べたあとは胃から背中まで痛い。
血糖が上がりすぎてクラクラする。
吐くと楽になるけど、うまく吐けない時は涙でぐちゃぐちゃ、
胸も痛くて苦しくて辛い。
喉が痛い。そのうち癌になるかと思うと怖い。
顔は浮腫んでる。
歯はボロボロ、口は臭い。
こんな自分、惨めで情けなくて嫌い。
もう二度としないって思っても、また次の日には耐えきれな
い衝動に襲われて過食嘔吐を繰り返してる…。
親や友達からコソコソ隠れて食べる自分、
なにしてんだろって思って虚しくなる。
なにより、誰にも言えないのが辛いです。
そんなこんなであっという間に5年が経ちました。
軽い気持ちで吐いたことが、こんなことになるなんて…
10年後、20年後もこんなことしてたらと想像すると怖いです。
過食で失ったものはたくさん。もう十分。
健康な体と心を取り戻したい!!
でもこの病気になって得たものもあります。
それは同じ節食障害の人たちの気持ちがわかるようになった
こと。
なる前は、異常とかかわいそうとしか思ってなかったから…。
この病気を克服したら、今までよりも一層人に優しくできる
気がします。
長文失礼しました。
読んでくれてありがとう☆