過食症と過食嘔吐 心の声を聞いて

食べたいけど食べたくない。普通に食べられない。
過食症になってからのみなさんの体験談をまとめました。

10年で失ったもの

女性 無職 24歳 三重県
私が過食症になってからの10年間を振り返って、
書き込みたいと思います。
酷い時は、精神科に入院を二回しました。
二回目の入院は、薬物過剰摂取により運ばれ、
胃洗浄をした事から両親がかかりつけの大学病院に
連れて行き、即入院になりました。
その頃の事を思い出すと、本当に生活も心も荒れていました。
私は、調子の良い時(外に出て、仕事が出来る状態の時)
は必ず痩せている時だけです。
食べる事を制限しすぎて、何か少しのストレスがきっかけで
食欲が爆発し、過食嘔吐だけでは精神力が持たなくなり
始めると同時に、仕事にも行けなくなり、辞めて、
引きこもり、嘔吐はしない過食だけになる傾向が強いです。
あの頃もそんな感じでした。過食が止まらなくて
精神的に荒れていて冷めていて皮肉な考えしか出来なくて…
彼氏と喧嘩した事がきっかけで「消えたい…」と思い、
出されても飲まなかった薬を1ヶ月分大量に飲みました。
もう…本当に終わらせたかった。
でも…死にたい訳ではなかった。
今の自分を終わらせたい、消えたい…、
そんな現実逃避からだった。
精神的に入院しても、過食嘔吐は止まらなかった。
出されている食事にプラスして売店で買って食べて…
吐いて…寝て…タバコをすって…の繰り返しだった。
費用が足りなくなると売店で、万引きもした。
それが毎日続いた。(見つかりませんでした)
死んだ心のまま、退院して、また過激なダイエットを
して痩せて…実際現在もその繰り返しです…。
過食症になり、失ったもの。
友人、時間、お金、ゆとり、笑顔、健康、
息子の大切な時間、信用、気力、夢、希望、未来。
得たもの。
脂肪、セルライト、代謝の悪い身体、冷え症、
食事への執着心、固定観念、不信、不安、恐怖、涙。
過食症になんて、ならない人生を歩みたかった。
それが切実に思う事です。