過食症と過食嘔吐 心の声を聞いて

食べたいけど食べたくない。普通に食べられない。
過食症になってからのみなさんの体験談をまとめました。

自分の性格さえ変えてしまう恐ろしい病気

女性 会社員 26歳 埼玉県
こちらのサイトに出会うまで、私は自分が過食症という
病気だということに気付きませんでした。
そして自分の意思では治せないということも・・・
普通の食事ができなくなって、いつの間にか10年という
月日が流れていたことに愕然としました。
いつか普通に食べられるようになるだろうと思い、
途中で症状が治まったりしていたこともあり、
そのうちきっと自然と普通に戻るとあまり考えないように
見て見ぬふりをしていたけれど、最近になって症状が
急に悪化し、自分の諸苦情が過食症という病気であること
を知りました。
この10年を振り返ると、本当に人生で一番良い時を
無駄にしてしまったな・・・という思いでいっぱいに
なります。
きっかけはお決まりな感じですがダイエットでした。
そこから拒食、過食、拒食、過食と繰り返し、
心も身体もボロボロになりました。体重が同じくらいと
いう期間がほとんど無いに等しいのです。
常に減っていっているか、増えていっているかです。
それを10年繰り返したのです。
この病気の怖いところは、自分自身が病気であるという
認識がない場合が多いということ。
自分の意思で治せると思い込んで自らを追いつめて
しまうことです。
普通に会社の人と飲みに行ったり、友達と食事をしに
行ったりができません。
出来たとしても、いつも頭の中は
「早く帰って過食がしたい。」
「帰りにコンビニに寄って●時までに帰らなき。」
とかです。異常です。
でも自分でそれに気付けないほど、常に切羽詰まった
ような何かに追われているような最低の気分です。
気の休まることがほとんどありません。
ですが、本人は普通に振る舞ってしまうので、
周りの人に気付かれることがあまりありません。
本当に恐ろしく、悲しい病気なのです。
そのことを強く実感しました。
治さないと、自分の10年後、もしかしたら5年後は、
来ないかもしれません。
普通にご飯を食べ、間食に時々おいしいケーキを
作ったりして食べていたころが懐かしいです。
甘いものやデザート、美味しいものを食べることは、
ときどきするから嬉しく、楽しく、意味のあるもの
なのです。
毎日、味ももうよく分からず、詰め込むだけの食事は
食事とは言えません。
過食をするようになってから、考える力や集中力、
何かを心から楽しいと感じたり出来なくなって
しまいました。
自分がどんな本当は人間で、何が好きで何をしたいと
思っているのかもだんだんわからなくなってしまいます。
過食症は性格さえ変えてしまいます。
本当に本当に恐ろしい病気です。
だから、絶対に治さないといけないと強く思いました。