過食症と過食嘔吐 心の声を聞いて

食べたいけど食べたくない。普通に食べられない。
過食症になってからのみなさんの体験談をまとめました。

入院体験

女性 会社員 47歳 東京都

私は過去に6回、精神科専門病院に入院したことがあります。
仕事(金融関係、正社員)と家事と育児に追われた上、夫と不仲になり、鬱、リストカット(死にたいと思ったことはありません)過食嘔吐が一気に悪化したのが原因です。
私が入院した新宿区の晴和病院、足立区のあやめ病院、台東区の土田病院の大部屋には仕切りのカーテンがありませんでした。
心の病気で入院するのですから本当は個室が良いのですが、個室は最低でも1日1万円以上の差額ベット代がかかります。初めての入院の時には、心身ともに衰弱していたため3週間程個室に入りました。治療費は1カ月約12~13万でした。
精神科の入院は最低でも1カ月以上になります。心はそんなに簡単には良くならないからです。私は一番短くて1カ月、長い時には3カ月以上入院していました。
6回の入院でどれほどのお金を使ったか、思い出したくないです。

出入りが解放されている病院でも、初めは外出禁止になりました。
勝手に外には出られません。何もせずに寝ているだけ、退屈なはずですが、苦痛ではありませんでした。それだけ休養が必要だったのだと思います。
退院の目安は、通常の生活ができるようになったかどうかです。
睡眠、食事が普通にとれることが第一優先でした。
当然、私も元気になって退院したのですが、自宅に戻るといつしかまた元に戻ってしまいました。規則正しい生活習慣を体に覚えさせてたとしても、入院中と現実の生活とは雲泥の差です。実際、入院生活で我慢していた部分もあり、一気に解放される訳ですから余程強い意志がないとなりません。過食嘔吐は入院治療をしても完治しないのです。強制的にストップさせていただけなのです。入院中にもトイレで嘔吐していた時もありました。何のために入院したのかわかりませんね・・・。
そして現在、どうしても過食嘔吐を治したくて、ここに来ました。
長くなってしまったのでこの辺で止めておきます。
作文が苦手なので分かりづらい文章ですみません。
ここに来たみなさんが1日でも早く過食嘔吐から解放されるように祈っています。

※摂食障害の患者さんは良い治療を受けてもマイナスな受け取りをする傾向があります。
あくまで参加者の感想であり、センターの立場とは一切関係ありません。