過食症と過食嘔吐 心の声を聞いて

食べたいけど食べたくない。普通に食べられない。
過食症になってからのみなさんの体験談をまとめました。

300円の過食費は3000円に

女性 公務員 30歳 新潟県
14歳で拒食症に。
15歳で過食に移行。
16歳で嘔吐を覚えた。
その時は学校の帰りに300円~500円くらいの
お菓子やパンなどを買い、家でこそこそと食べて、
部屋でビニール袋に吐き、トイレに流していた。
1日一回あるかないかだった。
高校卒業後上京、専門学校の寮に入る。
共同生活をすればやめられると思ったが、
こそこそと過食嘔吐した。
学費として親が送ってきたお金でコンビニやスーパーに
行き、みんなの2000~3000円分買い込み
1~2日で食べ尽くした。
一回やるのに30分くらい、人がいないのを見計らって
過食した。
みんながいると上手く吐けなくてイライラして
夜がふけるのを待って嘔吐したこともあった。
学費はみるみる消えて、親には不信に思われ、
過食嘔吐代、学費のためにバイトを始めた。
勉強にバイトに毎日疲れて、それでも過食嘔吐は
やめなかった。
社会人になった22歳で一人暮らしを始める。
過食嘔吐するには絶好の要塞。
毎日毎日、自宅で暇さえあればやり、仕事場で
食べるランチもお菓子も職場のトイレで吐いた。
こんなことしているのは世界で私しかいないと思った。
やめたいのにやめられなくて、苦しくて誰にも
相談できなくて、孤独でさみしくて、自分に自信がなく