過食症と過食嘔吐 心の声を聞いて

食べたいけど食べたくない。普通に食べられない。
過食症になってからのみなさんの体験談をまとめました。

飲み込まずに捨てればいい・・・と思っていた

女性 学生 32歳 東京都
私がチューイングの問題を抱えたのは1年半前からで
したが、原因はもっともっと昔にあるような気がします。
子どもの頃からずっと太めでした。
13歳の頃背が伸びてほっそりしてきたようで、
その頃は体重も42kgくらい。
でも14歳の頃、お菓子や菓子パンにはまって食べ続けて
いるうちにどんどん太り、体重が60kgまで増えました。
周りから太っていると言われてショックを受けたものの、
この頃は食べることと体重との関係がわかっていませんで
した。
15歳の頃体重は自然に55kgまで戻りました。
過激なダイエットを始めたのは16歳のとき。
当時買っていた雑誌に「ダイエットノート」のような
付録があり、自分の体重を記録するグラフと食べ物に
ついてのアドバイスがありました。
その時に私は初めてカロリーという概念を知ったように
思います。
16歳の夏休みは食品のカロリーの載った本を見ながら
食事のカロリー制限をし、毎日プールに通って急激に
やせました。
周りからは「やつれた」「顔色が悪い」と
言われても気にせずに。。。
17歳の頃には体重は42kg、生理も止まり、
髪も抜けやすくなりました。
性格もつねにピリピリした感じで家族にやつあたり
したりしていました。
その後18歳で一人暮らしを始めて拒食はなくなり、
体重もだんだん増えていきました。
でも常にカロリーのことを考えることはやめられず、
高カロリーの食べ物は避け、ダイエットによいと
いわれるものばかり食べていました。
1年半前、ダイエット効果をうたっているある整体に
通い始めました。
その整体では炭水化物をカットする食事をするように
と言われました。
私はそれまでパンが好きで毎日のように食べていましたが、
我慢をして食べるのをやめました。
するとするすると体重が減りました。
整体に通うのをやめた後も、パンやお菓子を食べるのが
怖くて食べないようにしていました。
でも職場でお菓子をもらうこともあり、
捨てるのがもったいなくてそれをずっと引き出しに
貯めていました。
ある時ふっと「どうせこのお菓子を捨てるくらいなら
、一度口に入れてから飲み込まずに捨てればいい」と
思いつき、引き出しに貯まっていたお菓子を
チューイングしました。
その時は軽い気持ちだったのですが、その1週間後に
もまた貯まってきたお菓子をチューイング。
その頃ストレスが貯まっていたこともあり、
次第にその回数が増え、チューイングのために
コンビニで菓子パンを買って帰るようになりました。
その後チューイングはどんどん悪化していき、
カウンセリングにも相談しましたが、治りませんでした。
それが1ヶ月前、ぱったりとチューイングしたいという
気持ちが起きなくなったことがありました。
この機会にチューイングがやめられるのでは、
とそれ以来チューイングのために食品を買い込むことも
やめ、自分では治ったと思っていました。
でも、チューイングが治まったのと同じ頃、
今度は時々嘔吐をするようになってきました。
計画して過食嘔吐するのではなく、普通に食べていて
食べ過ぎてしまい罪悪感にかられて吐きました。
吐くと本当につらくてその後頭痛でベッドに倒れこんだり、
目の周りに内出血で斑点が出たりすることもありました。
ある日一日に3回嘔吐をした時、
「このままではいけない」と思い、この無料相談に
連絡することにしました。