過食症と過食嘔吐 心の声を聞いて

食べたいけど食べたくない。普通に食べられない。
過食症になってからのみなさんの体験談をまとめました。

異常なまでの食べ物へのこだわり

女性 27歳 北海道
3年くらい前、離婚のストレスがきっかけで過去最悪に症状が悪化し、
ファミレスのはしごで一日8000円くらい使っていたことがあります。
あのころ、特になんか自分を満たしてくれるものがあった気がして
次々食べ物を口にほおりこむんだけど何を食べてもおいしくなくて、
自分でも恐ろしいくらいでした。
嘔吐が前提で食べたものは、ほとんど味を感じませんでした。
「私はもう何をどれだけ食べていいのか自分でコントロールできないんだ」と思い、
鈴木そのこさんの食事セットを買って食べていました。
一ヶ月分で5万円くらいでした。
ごはんが食べれるようになったのはよかったのですが、
徹底した油抜きや、食べる時間や回数が厳密だったり、
世の中の食べ物全般に対して「添加物だらけで毒である」という考えが強いので、
ただでさえ過食嘔吐でほかの人と食事をするのがつらいのに、
鈴木式を一生続けるならまだしも、ますます食べ物に対するこだわりが
強くなってしまったのはあると思います。
今でも、肉=血が汚れる、油もの=太る、菓子パン=食べてはいけないもの
という考えが強いので、冷静にカロリー計算すれば
矛盾もたくさんあるんだろうけど(菓子パンは厳禁だけどケーキはわりと食べます)
買い物に行ったりすると、これは食べちゃいけない、これは大丈夫、って
いちいち考えなくちゃいけなくてすごく疲れます。
肉や揚げ物をたべたあとは、ものすごい罪悪感に襲われていたたまれなくなります。
肥満の原因になる食べ物なんてこの世からなくなればいいのに。