過食症と過食嘔吐 心の声を聞いて

食べたいけど食べたくない。普通に食べられない。
過食症になってからのみなさんの体験談をまとめました。

1日5回でやっと気づいた病気の怖さ

女性 学生 19歳 京都府
14~15歳までは、過食症でした。
高校受験を機になんとなく拒食症の症状が治まっていき、
16歳ぐらいにはそこそこ良くなっていました。
このころから少しずつ過食症になっていきました。
このころは過食や過食嘔吐は月に1回あるかないかで、
家にある食べものをできるだけおなかに詰め込んで吐く、といった感じ。
大学にはいって、一人暮らしをするようになっても
しばらくはそんな状態が続いていました。
慣れない土地での一人暮らしは寂しくて、
でも親や友達に迷惑かけたくないからずっと我慢の日々。
友達はできて毎日楽しいけど、気付かないうちに気を使って、
これまた我慢、ストレス。
さらには部活での人間関係や緊張で、ストレスはピークになりました。
そこから、月に1回もなかったはずの過食嘔吐が、
夏の終わりごろに月2回になり、2週間ぐらいで週1回になり、
すぐに週2~3回になりました。
週1回になってから1か月ぐらいで毎日過食嘔吐をするようになりました。
それからというもの、家にあるものを食べまくる状態から、
わざわざ過食用の食べ物を買ってきて過食嘔吐をするようになりました。
最初は1000円かからないぐらいだったものが、
1か月ぐらいであっという間に1000円超えるのが当たり前になりました。
2~3か月で、1回に月2000円ぐらいになるのも当たり前になりました。
学校帰りにスーパーやコンビニによって、食べ物を買って過食嘔吐。
買ってきたら20分もかけずに早食い、
そして1~2時間かけて吐くといった感じでした。
ひどい時には1日5回、金額にして9000円ぐらい。
買い物に行っては過食嘔吐する、ということを繰り返して、
朝10時過ぎから、買い出しに行って食べては吐くことを
夜まで繰り返しやっていました。
5回もすることはめったになかったけど・・・。
やればやるほどどんどん深みにはまっていくのに
まったくと言っていいほど過食症の恐ろしさに気づけず、
1日5回もやってしまってからやっと怖いことに気付きました。