過食症と過食嘔吐 心の声を聞いて

食べたいけど食べたくない。普通に食べられない。
過食症になってからのみなさんの体験談をまとめました。

グラビアがきっかけで始まった過食嘔吐

女性 学生 26歳 神奈川県
過食嘔吐になった原因は、外見のコンプレックスからです。
16歳のときにスカウトされて芸能界に入り、雑誌のグラビアをしていました。
このとき私はや158センチ、48キロでした。
今思えば普通の体型だったんですけど…、事務所から「あと3キロやせたら」とか
仕事先でも「あとちょっと痩せたらもっと可愛くなれる」とか
「映像は太く写るから痩せて欲しい」っていつも言われていました。
周りにいる子たちは本当に私よりも全然細い子たちばかりで、
いつも自分が一番太っているって感じていました。
そんなとき食べ過ぎてしまって、また事務所から怒られちゃうって思ったし、
吐けば痩せてきれいになれると思い、吐きました。
始めのうちは痩せたけど、食べる量がだんだん増えてきて、
体重はまた元に戻り、後に残ったのは過食嘔吐とひどい罪悪感だけでした。
そのときは過食嘔吐が10年も続くなんて思いもしませんでした。
軽い気持ちで始めてしまったことが、自分の人生をこんなに変えてしまうなんて。
一日でも症状が出ない日が続くように、治していきたいです。