過食症と過食嘔吐 心の声を聞いて

食べたいけど食べたくない。普通に食べられない。
過食症になってからのみなさんの体験談をまとめました。

後悔の30年間

女性 自由業 46歳 海外
私は、過食になってから30年経ちます
とても、長い年月です
30年、捨ててしまった様に感じます
最初は、16歳の時、もともと両親とも、かなり肥満で自分も太りやすい体質でした
姉が最初に過食になりました
父が、浪費家で、夫婦中がうまくいかないことから別居し、
私達は、小さい時は、祖父母のところにいました
寂しさや、空虚感は昔からずーとありましたが過食が
子供の頃と関連しているのはあまり考えた事は、ありませんでした
初めは、姉をまねて過食したときに、その分だけ吐けば便利だと思い、
ほんの少量はいてみると以外に簡単に吐け、
頭の中では、何か間違ってるって本能的に感じたんだけど、
これで太らずにすむ、とおもうと嬉しかった
でも、すぐに満腹感が無くなり
あとは、どんどん量が増し、やせていきました
20歳前半は、40kgをきりそうな時もあって、
自分のことが嫌いでしょうがなくなってました
少しでも、気が楽になる方法として手っ取り早くアルコールに依存しました
食べ物と同じで、アルコールもどんどん量が増え
22才の時は、極端に体力がおちていたせいから結核になり、半年ほど入院してます
結核病棟に、入る時はお見舞いの人はマスクをかけなくてはいけない決まりです
入院した日、荷物を持ってきた母が、置くとすぐに出て行ってしまったことが、
何で、そんなにいそいでいっちゃうのかな?
と不思議に思われたのですが
今、思うとやせたわが子が、隔離病棟に入り
それを、マスクをかぶってみてることが
きっと、耐えられなかったんだろうと思います
去年、長い認知症を患った結果、母は、他界しました
私は、30年の間この病気をひきずり
どれだけ、母を悲しませたか、
16歳から、母の意識がはっきりしなくなるまでずっと、私は、吐いていました
来る日も、来る日も、吐いてました
時には、トイレが溢れそうになるまで、吐いてました
最悪の娘です、あんなに愛してもらったのに
母には、なにもしてあげられなかった、、、
ここに来てくれる皆はホントにみんな優しいなと思う
だから、私の歳になった時、悲しんで欲しくないです
優しい人には、しあわせになってほしいです
私は、まだ過食と、アルコールがつずいてます
でも、ここで、皆に会えて、
もういちどちゃんとやってみようと思います。
これ以上、大事な人を傷つけたくないから、、、、
(主人は、私の病気が,原因で、ストレスから精神科にかよってます)
自分のことを、肯定できるようになりたいから、、
母が、私を、産んでくれたから。