過食症と過食嘔吐 心の声を聞いて

食べたいけど食べたくない。普通に食べられない。
過食症になってからのみなさんの体験談をまとめました。

どんどん醜くなっていく

女性 学生 21歳
私は高校生の時ダイエットの失敗で過食症になった。
その時は、友達に食べ過ぎたら、出しちゃえばいいんだよ!
なんて言ってびっくりされたこともあった。
記憶は定かではないが過食嘔吐たまにだったと思う。
大学生になって何の不自由もない暮らしの中で、また過食して吐くようになっていった。
入学してすぐある程度はおさまっていたはず。
体が過食嘔吐を覚えていて思い出した感じだった。
一人ぐらしだから夜は好きなものを食べて食べて食べてから太る…って思って
うまく吐ききれるように上手に上手に吐いた。
吐いたあとはお風呂にも入れず泥のように眠った。
体が重く醜い自分の顔を見るのが辛くて…
朝起きれない日もあった。
大事な約束をドタキャンした日もあった。
どうやったら治るのか。
本当にいろいろ試した。
親や彼氏への告知。カウンセリング。薬。
太るのに抵抗があったのが原因とも思いジムにも通った。
食べる時間をなくすためバイトをたくさん入れてみた。
丁寧に自炊をするようにしてみた。
一人でいる時間をつくらないようにしてみた。
実家にいたらいたで、食べ物に不自由しないから、
お母さんがお菓子をたくさん買ってくるから食べちゃうんだ…
なんて言い訳してたのに。
結局原因は自分にあるんだなぁ。
…気づいたらもう過食症歴は6年目。
過食嘔吐は最近までは「癖」だと思っていた。
けど確実に経年増加なんだな。
慣れてきた、と言えば聞こえ方は違うが、つまり、症状がひどくなってるってこと…
過食嘔吐をそこまで悪いことだと考えなくなっていた。
考えないようにしていた、のほうが正しいかも。
最近は普通食を食べれる時でも胃から食べ物が戻ってくるんだ。
私は受験期が一番過食嘔吐がひどい時期だったけど働き始めて
また忙しくたったらまたあんな辛い日がくるのかな……
知り合いにあわないようにお店をはしごした、
夜みんなが寝静まったあと、戸棚を、冷蔵庫をあさった、
どんどん醜くなっていくあの日。
仕事しながらこの病気と向き合える自信は正直ないな…
自分で自分に責任をとらなきゃいけなくなる生活まであと一年。
親にも頼れなくなる。
自分が親にもなりたい。
この病気を今ないがしろになんかすることなんかできない。
だって病気の特徴の一つが経年増加だものな。
確実に悪化する症状を今見逃すことに意味なんかこれっぽっちだってないはず。
みんな一緒にがんばろ~~ね!
私も今できること焦らずやるよ!!!