過食症と過食嘔吐 心の声を聞いて

食べたいけど食べたくない。普通に食べられない。
過食症になってからのみなさんの体験談をまとめました。

何のために働いている?

女性 会社員 37歳 青森県
過食嘔吐。最初は指を突っ込んで泣きながら吐いた。
半年もすると、便座に手をついて下を向くだけで、
吐けるようになり、吐いても涙も出なくなった。
とにかくハンパじゃなく食べる。
後で吐きやすいように何か飲みながら食べる。
胃が限界になるまで食べ、吐いた後の爽快感がたまらなかった。
人には決して過食だと知られたくないからひた隠しにした。
親は、良く食うな~くらいで、何も気が付かなかった。
一度、家のトイレの浄化槽が詰まり、業者が来て糞尿以外の
『不純物』が詰まってると言われて、マジで焦った。
それからは家ではビニール袋に吐きゴミの日に捨てていた。
面倒くさいと近所の空き地の草むらに吐いた。
吐ける場所ならどこでも吐いた。
就職して、独り暮らしをしてからは、過食嘔吐は更にエスカレートした。
給料のほとんどを食べ物に使っていた。
友人との食事で過食がバレると困るので、普通に食べ、
その後コンビニやスーパーで大量にお菓子やパン、弁当を買い込み吐いた。
どんな男性と付き合っていても、誰といても過食嘔吐はとまらなかった。
罪悪感はかなりあった。
親や親戚、友人の家で出される料理を『おいしい』ってばくばく食べて吐いた後は、
自分で買って過食して吐いた後よりも罪悪感は強かった。
テレビで飢えに苦しむ国の現状を見た時も罪悪感は襲ってきた、が、やめられなかった。
生理も止まったり、歯もボロボロ、肌はかさかさになっても止まらなかった。
一度仕事中に貧血を起こしてから、さすがにマズイと思い、
朝の豆乳と昼のお弁当は吐かないようになったが、
その分夜に吐く回数が1回から2回、3回と増えていった。
仕事帰りにスーパーで過食用に買い込み、車に乗った瞬間から食べ始めた。
家に着いて吐いて、更に食べて吐く。
寝る前に、胃に水以外の食べ物があるだけで不快だった。
それでも、私の体は私のために一生懸命動いてくれてる。
何とかしたいと思って巡り会ったのが、このサイトでした。
皆さんのいろいろな体験談を読んで、自分と似たような境遇、
環境の方が多くいらっしゃって、心強く、安心しています。
過食嘔吐の事を、初めてカミングアウとできて、ほっとしています。
まだ3日目で不安もありますが、皆と越えて行きたいです。