過食症と過食嘔吐 心の声を聞いて

食べたいけど食べたくない。普通に食べられない。
過食症になってからのみなさんの体験談をまとめました。

病気を悪化させ続けた15年間

女性 会社員 33歳 B型 京都府
行きたくない高校に決まって16歳の私はほんとにつらかったよね。
いやな学校に通いながら毎日「ここじゃない」っておもいながら
楽しくない人たちにあわせてお菓子や甘いものを食べあさってたよね。
勉強もせずに。
体重も70キロくらいあったのに自分では太ってる意識がなかったね。
でも3年生の時に好きな人に「やせたらかわいいのに」っていわれてから人生はかわったよね。
食べてもすぐに吐いたらみるみるうちにやせて
かわいい子らと一緒にあるいても全然劣等感なくてさ。
それまではもてなかったのになんだかんだと声かけられるようになってね。
服もいっぱいおしゃれができたしね。
食べて吐く習慣がそれからついたよね。
それからは太ってた青春を取り戻すかのように遊んで出歩いて、
もてて勉強して全部自分の思うとおりになるって思ってた。
けど間違いは間違いだったんだよね。
過食嘔吐っていう「病気」をずっと背負ってごまかして悪化させていたんだよね。
30歳を超えてからは20代の若さを失って
嘔吐しても脂肪がついて見苦しくなっていく自分が受け入れられなくて。
どんどんエスカレートして食べ物にむさぼりついてはトイレに駆け込んでる毎日だった。
人を妬んで、羨んで、比べて。
愛・浪費・アルコール・習い事全てにおいて依存しまっくってた。
周りにはかっこいく素敵に生きているように見えているみたいだけど
「病気」だったんだよね。
病気なんだからどうどうとゆっくり治していこうね。