過食症と過食嘔吐 心の声を聞いて

食べたいけど食べたくない。普通に食べられない。
過食症になってからのみなさんの体験談をまとめました。

過食症になって失ったもの

女性 学生 21歳 A型 埼玉県
とにかく太りました。
過食になる3年くらい前までは拒食だったので、それから回復していくにつれ徐々に
標準体重にむかって増加はしてたのですが、過食が始まると太るのは止められなくなって、でも太りたくなくて嘔吐してそれでもあっという間に拒食になる前の体重に戻ってしまいました。
過食が始まると食べること以外何も集中出来なくて成績は落ちました。
先生や周りの期待には応えられないし、何より前はもっと出来たのに、と自分が情けなくなってそれでも過食に走る自分が嫌で嫌でどんどん鬱になりました。
体調が常におかしくなりました。
顔は年中むくんでるし、元々弱かった胃腸もずっと不快感があって、脈もいきなりおかしくなったり動悸が激しくなったり、肌もボロボロになって友達に会うのも恥ずかしいなぁと思います。
お金が無くなりました。
過食費とストレッチ用品、低カロリー食品などにどんどん消え、金銭感覚もおかしくなったと思います。
無駄な時間をすごすことが多くなりました。
過食が始まると何も出来なくて、あぁこんなことしてる場合じゃないのに、今日は○○をする予定だったのに、と何ともいえない絶望感に襲われて、その後鬱になって、虚しくなってイライラして、また過食にはしって…の繰り返し。
その時間があればどんなに他に色々出来ただろうと思います。
嘘をつくことが多くなりました。
本当は食べたのに食べてないとか、ダイエット中だから夜遅くは食べないのと言いながら夜中に冷蔵庫あさったりとか、散歩に行くといって食べ物買い込んできたりとか、もうほとんど治ったよとか…。
そのたびに自分が嫌になって嫌いになって、こんな自分、もうどうでもいいやってまた過食に走って…
過食症になって健康な心と身体、楽しく過ごせるはずだった多くの時間を失いました。
でも失ったものを悔やんでも仕方ないので、ここできちんと治してこれからの人生を、
失ったものがチャラになるくらい楽しみたいと思います。