過食症と過食嘔吐 心の声を聞いて

食べたいけど食べたくない。普通に食べられない。
過食症になってからのみなさんの体験談をまとめました。

食べ物と体重のことしか考えられない

女性 会社員 24歳 A型 神奈川県
 原因はさておき、4年前のある夜、落花生を一袋あけたのが過食の始まりだったと思います。
 4年前、私は大学3年生で、1人暮らしのおばあちゃんの家に下宿していました。
 おばあちゃんが炒ってくれた大豆をお茶缶1缶分を、自分の部屋でボリボリ一晩で食べたりしていました。
次の日「お腹が重いなあ。」くらいで過食症とも何とも思っていませんでした。
ただ、自分の意志で食べているのではないような、まるでその大豆を敵のように思って食べていました。
1週間に3回くらいだったか、よく覚えていません。
 それから大豆だけでは足りなくなって、仏壇に供えてあるお菓子に手を出すようになりました。数か月で量は確実に増えていました。
 今度は家にあるものでは足りず、また、おばあちゃんの目が気になるので、今度は自分でスーパーやコンビニで買ってきて、やっぱり自分の部屋でやるようになりました。
 始まりから1年くらい経ったころには家に着くまで我慢できず、
自転車に乗りながら食べたり、歩きながら食べたりするようになりました。
でも、太るのは厭で、食べ物と体重のことばかり気にしていました。
 「太るのが嫌だから吐いちゃおう」と思ったことは何回もありましたが、
私はうまく吐けず、かわりに次の日1日絶食したり、ご飯の量を減らしたりしていました。
 恋愛や就職、一人暮らしを始めたなど、ちょっとした環境の変化があるとしばらく収まったけど、1か月~3か月すると、始まっていました。「こんなことしちゃいけない。」と思いながら過食している時は何も考えていません。
 1年くらい前は、仕事の帰りにコンビニをはしごして買って、歩きながら食べたり、会社の裏階段で食べたり、お金がないと廃棄されている食べ物に手を出したり、一緒に働いている人のお菓子をこっそり食べたり、本当に食べ物にとりつかれていました。
1日中食べていた時もありました。体重は2か月くらいで8㎏増えました。
そんな自分が厭で厭で、たまりませんでした。
 それから3カ月ほどして、人の食べ物をとることはしなくなり、体重も4㎏くらい減りましたが、過食しては自分を責める日々。
 過食してやけになりながら立ち上げたPCで見つけたのが、このセンターでした。
 ここでもう過食症暦に終止符を打とう!