過食症と過食嘔吐 心の声を聞いて

食べたいけど食べたくない。普通に食べられない。
過食症になってからのみなさんの体験談をまとめました。

雪だるま式に増加する過食症

女性 会社員 26歳 A型 長崎県過食嘔吐
過食嘔吐歴は8年目位になり、初めて吐いたのがいつかはっきり覚えていません。
高校生のときお腹いっぱいに食べて苦しくなり、深く考えずに吐きました。
それから、”思いっきり食べても吐いちゃえばいいんだ”と考えるようになり、
食べ過ぎたときだけ、たまに吐いていました。
20歳になり、他県に就職し独り暮らしをはじめました。
帰りも遅く、菓子パンや冷凍食品を食べる生活をしていたらみるみる太りだし、
ダイエットを始めました。
運動と食事制限で、2ヵ月半で7キロ痩せました。そのとき、夜ご飯は少量でも
常に吐いていました。
ダイエットの期間は、ほぼ毎日吐いていたのですが、ダイエットをやめてからは
吐くこともなく、普通に食事はできました。
痩せたら、周りの人から”綺麗になったね””かわいくなったね””細いね”と
言ってもらえ、とてもうれしかったです。
そうしたら今度は、太ることがとても恐ろしいことに思えるようになり、”今の
体型を維持しなくては・・”と言う、脅迫観念みたいなものに襲われ始めました。
それと一緒に、ストレスのはけ口を食べることに求めるようになり、
イライラするから食べる(過食)→太るのが怖いから吐くという、悪のサイクルに捕まり、週末をそれでつぶしました。
24歳のとき地元への転勤が決まり、また地元の職場近くで独り暮らしをすることに
なりました。
以前の職場は人間関係もよく、仕事も忙しくはありましたが楽しいところでした。
しかし、今の職場は、あまり交流もなく全体の雰囲気も静かで、淡々と仕事をする
と言った感じです。
前の職場とのギャップがあまりにも激しく、毎日さびしくてさびしくて、こころが
おかしくなりそうでした。
そうしたら、また過食嘔吐が始まり、空いてしまったこころの穴を食べ物で埋めるように、毎日夜ご飯を吐くようになりました。
過食の量が増え、胃がパンパンになるまで食べないと気がすまなくもなり、食費が
急激に上がりました。
今は、友達もでき寂しさは落ち着きましたが、毎日毎日吐いていたせいで、吐くことが癖になりやめることができません。
嫌なことがあると、食べては吐き、食べては吐きで、1日に3回も繰り返してしまう
こともあります。
私の場合、大きな環境の変化等がありこころがついていけなくなると、過食嘔吐に
走ってしまいました。そして、その状態に慣れて心が穏やかになってくると、過食
嘔吐が1次的にストップします。
でも、次にまた過食が始まったときは、量も回数も数倍になって始まります。
しかも、だんだん1次的なストップさえなくなり、やめることが自分1人では不可能になってきている気がします。(今まで何度も何度もやめようとしました。)
なので、こちらのセンターの先生方やみなさんからの力をもらって、今度こそ完治
させたいと思います。