過食症と過食嘔吐 心の声を聞いて

食べたいけど食べたくない。普通に食べられない。
過食症になってからのみなさんの体験談をまとめました。

睡眠時間を削って

女性 会社員 27歳 A型 東京都
突然転勤になって、週末だけ自宅に帰る生活が続き、精神的にも肉体的にもとてもつらかった時に、せめて週末だけでもご褒美として好きなものを食べてもいいことにしようと決めました。

自分の好きなドライフルーツを金曜日に買って、ちょっとづつ食べるつもりだったのが、いつのまにか金曜日も買って、土曜日も買ってと、大量に食べるようになりました。
最初はオイシイと思いながら食べているのに、最後は苦しいのになぜか食べている。
そして太るのがいやで吐きました。
これがきっかけだったと思います。

再び転勤で自宅から近い勤務地になると、今度は平日に何をどれだけ食べてよいのかさっぱりわからなくなりました。
何をどれだけ食べてよいのかわからないだけでなく、空腹とか満腹とかそういったこともわからなくなりました。
一度食べ始めると、特に食べたくもないのに食べ続けます。
でも太るのが嫌なのと、胃が重く気持ちが悪いので吐き出します。

もはや吐くために食べているのか、食べると条件的に吐いてしまうのかよくわからなくなりました。
吐くたびに、世の中に食糧難で苦しんでいる人がたくさんいるのに、なんて酷い行為をしているのだろうといたたまれなくなることもあります。
こんな自傷行為はやめないとだめだと思いながらもやめられずに睡眠時間を削って、朝方まで吐き続けます。
毎朝、今日こそは過食を克服しよう!
絶対に菓子パンとかお菓子とか買わない!と決意しても、
大抵帰宅前になると、今日は何を買って帰ろうかとあれこれ考えて、
結局「朝の決意なんてどうでもいい。今はただ口にしたい。今日だけは・・・」
と思いながら過食をしてしまします。