過食症と過食嘔吐 心の声を聞いて

食べたいけど食べたくない。普通に食べられない。
過食症になってからのみなさんの体験談をまとめました。

増える過食が引き起こす合併症

女性 主婦 30歳 A型 北海道
過食嘔吐がはじまったばかりの頃は、普通に食事をとってごちそうさました後、自分の部屋で買い置きしていたパンやお菓子を隠れて食べて全部吐き出すというカンジでした。
徐々にそれじゃぁ足りなくて、一人になれる時はコンビニやスーパーでお弁当やお惣菜まで買って過食嘔吐するようになりました。
「眠れないから」という理由でアルコールを飲みはじめました。
「飲むのが好きだから」と言って水商売でバイトをはじめました。
それは都合のいい言い訳で、過食嘔吐の為の食材のお金が欲しかったのと、アルコールを飲んで酔って過食嘔吐がしたかったのと、過食嘔吐自体にあまり向き合いたくなかったんだと思います。
過食して吐いてるのがバレても飲んでるから「酔っ払っちゃった」って言えば済むと思いました。
それが癖になってしまい、結婚しても何も変わりませんでした。
隠れ飲みはするし、キッチンドリンカーで夫の夕飯仕度が済む頃にはほろ酔い状態で過食モードにスイッチが入っていました。
過食、アルコール。
同時に日に日に量は増えていきました。
嘔吐の回数も増えました。
いつも顔と体はむくんでて、吐く回数が多いので唾液腺もパンパンに腫れてしまいました。
血液検査で肝臓機能にひっかかり、精密検査になりました。
『めずらしい軽い脂肪肝』との結果でしたが、病院の先生に「こういうのは食べないで空飲みする人がなるんだよ。ダメだよ。空飲みは~」と言われました。
あんなに食べても結局吐いてこんな風になっちゃった、と自分の過食嘔吐が怖くなりました。
「治らないまま、色んなところに障害が出て死んじゃうのかな?」と悲しくなりました。
自分で過食嘔吐は自殺行為って思ってるのに止まらなくって、矛盾してるけど吐きながらトイレで泣く事も度々あります。
まだ全然どうしていいのかわからないけど、治せるって希望が持てたので、ちゃんと病気と向き合って完治させたいと思います。