過食症と過食嘔吐 心の声を聞いて

食べたいけど食べたくない。普通に食べられない。
過食症になってからのみなさんの体験談をまとめました。

怖い過食症になって

35038 過食症になって 2006/09/13 20:59
女性 自由業 26歳 A型 大阪府
恐ろしいほどに、金銭感覚がなくなった。
欲望のまま食べ物を買うから、すぐにお財布は空になる。
足りなければ、借りればいい。
親に頼って、すでに自立できなくなってしまった。
自立したくて仕方なかった学生時代からは、考えられない。
キャリアウーマンになるのが、夢やったし、そう将来設計してたのに。
今は、将来なんてあるのか分からない。
自分で自分の生活を保てないのに、どうやって将来を思い描いていいのか分からない。
夢を持てた頃に戻りたくてしかたがない。

過食が始まった頃は、父と二人暮らしだった。ずっと隠れて過食、過食嘔吐を繰り返していたから、父が寝てから夜中中、朝まで過食していた。
嘔吐のときは、トイレの水の音まで気にしながら吐いていた。辛かった。
隠すことは、本当に苦しい。
学生だったので、学校やバイト先では「小食やね」ってよく言われた。
その度に、家での自分が頭によぎり、その場で号泣したいくらい辛かった。

過食でお金を使い切った私は、大学の卒業旅行にも行けなかった。
周りの旅行話がうらやましくてうらめしくて仕方なかった。切なすぎた。

今は、せっかく好きな人と一緒に暮らせるようになったのに、一緒に食事をとることができない。
同じもの食べながら、いろいろ話したりできたら楽しいはずやのに。
いつも時計を見ながら、過食の時間を計算をする。
「何時に帰ってくるから、何時までにこれ全部食べて、そこから吐いたらちょうどいい時間」
「冷蔵庫の物が、極端に減ってたらおかしいから、相手が寝ている間にコンビニに行って、買ってこないと」
「嘔吐して目の周りが内出血したのを、どうやって言い訳しよう」そんな事ばかり考えている。
過食している自分が悔しくてたまらない。自分が疎ましい。
何事も無かったかの様に振舞うことは、自分が情けなくて仕方が無くなる。
過食症になる前は、同棲にすごくあこがれていました。
いつかしてみたいな~って。
でも、今は自分の行動を隠すのにとにかく大変です。