罪滅ぼしをしたい、と思うまでに至らせてしまう過食嘔吐の怖さ
女性 会社員 29歳 A型 埼玉県
『吐けば太らない』
今思えばそんな安易な気持ちが私の過食嘔吐のはじまりだったと思います。
子供のころから夢見ていた憧れの職業に就け、仕事は一生懸命やってきたけれど、
仕事帰りの空腹に勝てず、買い食い…吐く…
だけど、罪悪感はあったものの好きな物を食べると満たされたし、吐いたらあとはスッキリした。
仕事中やデート中などは、食べたい欲求もぜんぜんなかった私は、完全にこの病気を甘く見ていました。
ただ、一回の量は確実に増えていて、胃袋が大きくなっていくことは感じていて、若干の不安はあったかな…。
25歳で、デキ結婚。つわりが8ヶ月まで続き、過食嘔吐どころではありませんでした。
しかし、つわりの最中もアイスとジュースだけは摂れたので、つわりがおさまると『妊娠糖尿病』の気があると言われ、食事制限がはじまりました。
制限されると食べたくなるのが甘いものと脂っこいもの。その誘惑に何度か勝てずに過食嘔吐を何回かしてしまいました。
それでも奇跡的に?血糖値は正常範囲にもどり、無事に(しかもすごく安産で)出産。
母乳育児だったこともあり、食欲はすごいのに(大食いの旦那より食べたことも!)体型はすぐに戻ました。何より息子はかわいくてかわいくて、過食嘔吐のことなんてすっかり忘れていたのですが、気づいたら再発。生後半年くらいだったと思います。再発した原因はわかりませんが、意思の弱い私に時間が自由に使える育児休暇は良くなかったのかもしれません。
その頃は、まだ悪いと思うよりも痩せて『赤ちゃん産んだとは思えない!』と言われる嬉しさに浸ってました。
母乳を終え、体型維持が難しくなるのに、おさまらない食欲…。
子どもが動くようになってくると、しゃべるようになってくると、自由に吐く時間がなくなっきてイライラさえするようになりました。
それと同時に罪悪感も強くなってきて、子供に対して、旦那に対して、お金に対して、両親に対して…申し訳ないと思うことが増えてきました。何の意味も価値もないことをしてる自分に心底嫌気がしました。
それでも、量も回数も減ってはきているけども、止められない過食嘔吐…それを本気で止めたいと思うようになったのは、肌荒れの悪化。
子供のためにも、旦那さんのためにも、心も体もきれいでいたい!!
そして精一杯罪滅ぼししていきたいです。