過食症と過食嘔吐 心の声を聞いて

食べたいけど食べたくない。普通に食べられない。
過食症になってからのみなさんの体験談をまとめました。

これからママになるみなさんへ

女性 会社員 27歳 O型 東京都
過食嘔吐10年、ママさん患者です。
今までは1週間に5~6回過食嘔吐していました。
突然ですが、これからお母さんになるみなさんへ
私は妊娠中も授乳中も食べ吐きを繰り返していました。
そのせいか、出産後2ヶ月にしておっぱいがでなくなりました。
皆さんも知っているかと思いますが、妊娠していなくても、「吐く」といろいろな合併症の危険性が出てくるのです。
全く、無謀極まりないことをしていたと思います。
妊娠9ヶ月の時には切迫早産で3週間入院しなくてはならなかった。
当然子供は発育が遅く、何とか予定日前日までお腹にいてくれたのにもかかわらず、未熟児ギリギリでした。
小さく産んだほうが良いんじゃない?と思うでしょうが、それは違います。
未熟児というのは、体が小さいだけではなく、内臓の発達がおくれているから「未熟児」なんです。
身体的なな面だけでなく、当然精神的な面にも子供には影響していたと思います。
本来、妊娠中はウキウキしているはずなのに、いつも沈んでいるんですから、胎教に良いわけがないんです。
皆さんの中にも中絶した経験のある人がいますが、過食嘔吐している私たちにとっては賢明な選択かもしれないと思い始めています。
でも、いざ妊娠すれば、中絶の選択は、身を引き裂かれる思いだったでしょう。
私はそんな思いをする勇気がなく、ずるずると誰にも過食嘔吐のことを言えずに出産したわけです。
だから、もし彼に気を使ってプロテクションなしのセックスをしてしまっている人がいたらちょっと待って!
コンドームなしのセックスなんて愛でもなんでもないと思います。
少しでも多くのひとに過食嘔吐の苦しみに加えて、中絶の苦しみも過食嘔吐しながらの妊娠の苦しみも味わって欲しくないし、何より危険です。
かわいいかわいい子供を一人でも多くこの世に迎えたいじゃないですか。
健全な愛情生活は摂食障害を治してからですね。