過食症と過食嘔吐 心の声を聞いて

食べたいけど食べたくない。普通に食べられない。
過食症になってからのみなさんの体験談をまとめました。

タグ : 過食症再発

愛おしい我が子を見ていてもとまらない過食

女性 自由業 28歳B型 神奈川県

 過食嘔吐暦13年目、チューイング暦2年目(たぶん)です。
 妊娠を機に、過食嘔吐がストップしていました。つわりのせいもあったと思います。つわりで食べ物を受けつけなくて、1ヶ月で5キロ体重が減りました。でもつわりが終わると食べたい欲求が出てきて、そのまま食べてたら案の定あっという間に太りました。産婦人科の検診で体重増加を注意されました。エコーでお腹の羊水が人より異常に多いと言われ、このままだと自分もお腹の赤ちゃんも糖尿病になってしまうと言われました。私の父親が糖尿病なので遺伝だから仕方ないと思っていましたが、過食が原因でした。

 それから、また過食嘔吐が再発。食べても吐けば太らないから、病院で体重を注意されなくなると思いました。臨月になり、検診が毎週1回になると益々過食嘔吐の回数は増えました。食べたいけれど、体重が増えるのが怖い。また注意されちゃう・・・と、お腹の赤ちゃんのことより、自分の体重の事ばかり考えていたように思います。

 そんな風な生活をしていたものの、出産を無事に終え、我が子を見た時の感動は今でもはっきりと覚えています。
 でも、可愛い子供を見ていても過食の症状は治まりませんでした。授乳中はいくら食べても太らなくて、それが嬉しくてたくさん食べました。嘔吐はしなくなったものの、過食の日々です。しかし授乳期間が終わると案の定体重増加。また過食嘔吐再発。いつまで経ってもやめられません。

 2人目の妊娠でまた一時的にストップしたものの、同じように体重が増えるのが嫌でまた過食嘔吐の日々。1人目の時とは違って、羊水が多いとかは言われなかったけれど、早産の危険があると言われました。立ち仕事が原因だと思っていましたが、過食嘔吐も関係していたんだと思います。予定日1ヶ月前には早産を抑える薬を処方されて飲んでいました。そのおかげでなんとか早産は免れ無事産まれたきた我が子。自分の子供は本当に愛おしいです。この子達の為にもこの病気を完治させたい。世代間連鎖は絶対に起こしたくないと思います。