過食症と過食嘔吐 心の声を聞いて

食べたいけど食べたくない。普通に食べられない。
過食症になってからのみなさんの体験談をまとめました。

タグ : 過食のみ

過食症という病気の心

女性 学生 20歳 B型 北海道
気が付いたらむちゃ食いをする習慣が身についてしまってもうすぐ2年。
初めは食事+αでお菓子を少し食べる程度だったのが経年増加で、
今ではコンビニで一気に1,000円分くらい買いこんで、とりつかれたように短時間で全部食べてしまう。
食べた後はものすごい後悔と倦怠感。
食べている瞬間はほんの少し満たされるけれど、結局は何ひとつ満たされてはいないことに悲しくなる。
食べた後、顔が浮腫んで人に会いたくなかったり、太っていく自分に嫌気がさした、いい効果なんて何にも残らない。
だけど過食することでしか漠然とした不満を解消できない、このことが一番辛かった。
幸せにしてくれる誰かに出会えたら、気持ちを全て理解してくれる人があらわれたら…この過食症はきっと治るのに、と考えていた。
けれどそんなことありえない。
自分はないもしないで、他人に変化を望むなんて。
求めるばかりで何もせずにまわりを責めて生きてきた。
だから周りにも不当なことさえ求められて、自分は大切なものを奪われた被害者を演じてきていた。
過食症を治したくて必死で原因を探した。
ここにきて過食症の恐ろしさを知った。
『いつか治るはず』の“いつか”は待っていてもやってこない。
自分と向き合って嫌なことも良いところも全部知って向き合わなくちゃ…
そして大好きなあの人、家族、友達、クラスメイト、先生、今かかわっている全ての人のことも心から愛せるようになりたい。
過食症になってしまうには必ず原因がある。
その原因は人それぞれでとても複雑だから、一般的に言われている治療法や薬に頼って、症状を軽減できても、
治すことはむずかしいのだと思う。
だからみんな辛い状況から抜け出せなくて困っているんだ。
“過食症”という病気は私の心を反映しているのだ。