過食症と過食嘔吐 心の声を聞いて

食べたいけど食べたくない。普通に食べられない。
過食症になってからのみなさんの体験談をまとめました。

タグ : 吐きダコ

短い歳月で15~20倍

女性 学生 23歳 A型 神奈川県
私の過食は20歳のころにはじまったと思う。
元々18歳から拒食で、食べる量がものすごく少なかった。
しかし、友達との付き合いでたまにビュッフェに行くようになった。
ずっと我慢していたケーキやパン、クッキーそれら全てが食べ放題だった時に、
つい、食べてしまい、美味しいと思ったら後の祭りでぱくぱくと食べて、
気づいたとき、これはまずいと思って、吐いてしまった。
まだこの時は友達とのお出かけで食べ放題に行くのは2,3ヶ月に1度だったので、
私自身の過食嘔吐もそれだけで済んでいました。
でも、だんだんと美味しいもの、我慢していた物の味を思い出してくると、自分で買ってくるようになって、
クッキー、甘い菓子パン、シュークリーム、チョコレート…
たまに、買っては食べ、吐き、たまに買って、吐き。
味がおいしくて、でも太りたくなくて、食べないようにしなきゃいけないのに、食べてしまって。
2,3ヶ月に一回が月一回になり、月一回が2週間に1回になり。
どうしても抑えられない衝動と、太ってはいけない恐怖と、
吐いた後の快感が混ざってしまい、止まらなくなっていきました。
喉の奥が焼けて、大学に行くのも吐いてしまうとできなくなって遅刻。
手には吐きダコ、胃酸で焼けてガサガサの手。
ほんの少しの間、過食嘔吐が止まったことがあったのですが、そんな簡単に止まることもなく。
また始まると今度は週3,4日の過食嘔吐、ひどいときには1日2回。
気力も体力もお金も無くなっていくのに、止まらない。
友達がいても、家族がいても衝動が出るとトイレに駆け込んで。
私の過食嘔吐は量は変わらなくても、回数がどんどん増えていっていました。
電話相談で聞いて、驚いたのは2年半の短い歳月で
15~20倍も私は食べる量が増えていました。
体重もそれは増えるし、体の重さだるさも増えていくのも納得です。
自分の普通の量で、普通に美味しく、楽しく、食事がしたいです。
治して、行かなければいけないと再確認しています。