過食症と過食嘔吐 心の声を聞いて

食べたいけど食べたくない。普通に食べられない。
過食症になってからのみなさんの体験談をまとめました。

11年止まったけど再発

女性 主婦 38歳 O型 京都府
みなさん、私の経年増加の話を聞いてください。
私は165センチ。
17歳の頃、ダイエットをして、61キロぐらいあったのが51キロまでに落ちました。
165センチの私が51キロになると、とても細かったです。
でも反動で18歳の頃、過食嘔吐が始まりました。
週に2回ぐらい、晩ごはんのあとに食パンを食べることから始まりました。
それがだんだん毎日になっていきました。
大学生になってからは下宿して誰にもはばかることなく食べられるようになり、さらにエスカレートしました。
学校の食堂で食べるのはほんのちょっと。授業も身に入らない。
とにかく、とにかくおわったら毎日違うスーパーに行って、安売りのパンとかを買って、下宿で夢中になって食べて、吐く。
そしてまた食べて吐く。その繰り返しでした。
だから大学生の4年間、すごくすごく時間とお金を浪費しました。
母に「勉強ができなきゃうちの子じゃない」みたいに育てられたのに、せっかく入った大学でそんな状態でした。
就職してから、会社の寮に入りました。
そこでも過食は止まらず、夕食の後に共同のトイレで吐いていました。
きっと同僚たちは不審に思っていたと思います。虫歯もすごかった。胃酸の影響です。本当に苦しかった。
「これから私、どうなってしまうんだろう」といつも思っていました。それからすごい罪悪感。
こんなことしているってばれたら、みんなにどう思われるだろうという恐怖感。
でも休みの日には4回、5回と過食嘔吐が増えていきました。
そのころお見合いで結婚が決まりました。
過食嘔吐のことは誰にも言えなかった。もちろんこのお見合い相手、つまり今の夫にも。今も彼は知りません。
ところが結婚したとたん、実家から離れたとたん、ぴたりと過食嘔吐が止まったのです。11年間も。うそみたいでした。
そして私は11年間、全く過食嘔吐のことを忘れていました。私のインナーチャイルドは11年間どこへ行っていたのだろう。この間に子どもも2人生まれました。
でも35,36歳、と2年にわたってスポーツをしたところ、その厳しさから60キロぐらいの体重がどんどん減り、55キロぐらいになりました。
そうするとおしゃれな服も着られるし、「スタイルいい」ってい言われるし「なんとしてでもこの体重をキープしたい」って思うようになってしまったんです。
すると再び過食嘔吐が始まりました。今、再発して2年目です。
相談前の過食は1日一回。
でも今、あの1日何回も過食嘔吐した日々に向かっているかと思うと、本当に怖い。
今ここで治したいです。
経年増加すると、毎日本当に何もできなくなります。