過食症と過食嘔吐 心の声を聞いて

食べたいけど食べたくない。普通に食べられない。
過食症になってからのみなさんの体験談をまとめました。

怖い過食症人生

女性 主婦 31歳 B型 神奈川県
中学生からずっとぽっちゃり(というかがっしり)してた私ですが、高校生になってからやはり外見を気にするようになりました。
なにがきっかけかは忘れましたが、晩御飯をたくさん食べても吐いてしまえばやせられることを発見(?)したのです。
それからスルスルと体重は落ち、今までの人生では考えられないくらい異性からアプローチされるようになりました。

それまで、さえない人生で男性への免疫もなかった私は優等生の道をずるずると外れていってしまいました。
彼氏にうつつをぬかして大学受験にも失敗。
それからタガがはずれたように、遊びまくるようになりました。

両親は厳しかったのですが、ウソをついて遊びにいってたりしました。ゆきずりの男性と一度かぎりの関係をもったことも一度や二度ではありません。
男性がちやほやしてくれるのが嬉しくて見境なく手を出していました。
そんなだめな自分と親の前での「いいこ」の自分が苦しくなり、過食嘔吐は一日3度にもなりました。

働きながら夜間の大学に通うようになり、サークルにも入り充実した毎日に過食嘔吐も忘れかけていました。
でも、朝5時におきて仕事に行き、大学から戻ると毎日12時という生活にだんだん疲れ、でも頑張っている自分に酔っていたのか無理して続けているうちにまた過食嘔吐をしてしまうようになりました。

社会人になって結婚するまでの間、かなりガマンできるときと1日何回も吐いてしまうという日の波のある過食がだらだらと続いていました。

医療機関に通うことも考えましたが、充実すると過食も忘れていたりするのでまだなんとかなるとたかをくくっていました。

しかし、子供が生まれて2年半の間2回も引越しがあり、慣れない環境での育児でストレスが2倍3倍にもなり過食もひどくなりました。結婚前は1週間に1回ぐらいだったのがほぼ毎日になりました。

今はこどもを一時保育に預けリフレッシュしていますが、こどもと一日一緒にいる日には夕方に爆発してしまいます。

こどものために治したい、と本気で思います。
自分の過食をこどものせいにしてあたってしまう自分に本気で死にたくなります。
いい母親、いい妻にならなくては。
出産してからいままでずっとその考えにしばられていました。

辛いことは、やりたいことはいろいろあるのに、結局過食嘔吐に時間とお金を使ってしまっていることです。
つくづく自分がいやになります。