過食症と過食嘔吐 心の声を聞いて

食べたいけど食べたくない。普通に食べられない。
過食症になってからのみなさんの体験談をまとめました。

カテゴリ : 過食症での人生歴

怖い過食症

35092 過食症になって 2006/09/14 22:32 女性 学生 22歳 O型 神奈川県

過食嘔吐するようになってから、5年が経ったけど、自分ではそれがすごく日常になってました。
だけど、何度も何度も“止めたい”と思ったのは、身体への負担以上に精神的に応えるからだと思う。
過食症ってことで、劣等感や敗北感、非力感を社会に対して抱くようになっていました。

過食して嘔吐しきらないと気がすまないから、時間が守れなくなりました。そのせいで遅刻したなんて言えるはずもなく、「電車が遅れて」とか「乗り換え間違えちゃって」とかなんだかんだ都合のいい嘘をつくようになりました。
休日など、「何してたの?」なんて聞かれて「一日中食べては吐いてた」なんて言えるわけないから「適当にすごしてた」なんて言うようになりました。
“家にいなければいい”というのと“何かしなくちゃ!”という考えから、毎週毎週求人雑誌を読んでは印をつけるけど、“こんなわたしにできるはずない”って思うと電話すらできません。
時間も守れず、時間管理もできない自分。
友達は、いつも遅刻し、バイトもしないで親のお金で遊ぶ私のことを、“どうしようもないやつだ”って思ってる気がして仕方がありません。
社会はもっともっと受け入れるはずがありません。

考えたくなくて、過食嘔吐を繰り返します。そうして、ちょっとの爽快感とたくさんの後悔にさらに心はすさんでいきます。

そんなのの繰り返しの日常の中、私はますます自信を言うものを無くしていきました。なんでか、外見は自信に満ち溢れて見えるそうです。それも本当はプレッシャー。
だって、私の心の中は、劣等感と敗北感が渦巻いてるんだもの。

過食症になってから、常に友達や家族含めた大人たちに“オマエは何もできないダメな子だ”って言われてる気がして、何をするにも不安にさいなまれるようになった。だから、何もしたくなくなった。人生なんてどうにでもなってしまえばいいって思うようになった。

本当の本当はそんなの嫌だ。“三つ子の魂”が本当なら、私は好奇心旺盛のポジポジ女のはずです。過去にしがみつくのはかっこ悪いことかもしれないけれど、私はもう一度あの時の自分を取り戻したいのです。

そのためには、この病気にキーがあると思うのです。