過食症と過食嘔吐 心の声を聞いて

食べたいけど食べたくない。普通に食べられない。
過食症になってからのみなさんの体験談をまとめました。

カテゴリ : 10代

誰にもわかってもらえないことが、一番つらかった

女性 高校生 17歳 岩手県

私が過食症を発症したのは中学2年生の頃です。
ですが、その当時は自分がまさか病気だということも知らなかったし、過食症の病気自体も知らなかったと思います。
私はその時ダイエットをしていて、まだ知識が無く、食事の量を減らしたり、お弁当のおかずを友達にあげたりして、痩せていきました。ですが、そんなダイエットは続くわけがなく、過食とダイエットの繰り返し。

今になってみると、あの頃からもう私は病気だったのだと思います。可愛くなりたいという思いで、ダイエットを始めた私ですが、多分人から無条件に愛されたかったのだと思います。細くて可愛ければ、みんな理由はなくても好きになってくれる。人から嫌われる事をとても恐れている私は、そんな風に思ったのだと思います。

一番つらかった時期はこの無料相談を受ける前までが本当につらかったです。本当は痩せたいのに、過食して、どんどん醜くなっていく自分が本当に嫌で…。こんな自分を見られたくないと、学校に行けなかった日もあります。
家族にも過食している自分の醜い姿を見られたくなくて、隠れて過食。過食する度に、自己嫌悪の感情と明日は絶対に過食なんてしないと誓っていました。自分は過食症なのではないかと気づき始めて、色んな動画を見て、食事の改善を始めたり、無理なダイエットをやめてみましたが効果はなく。
母にも相談してみましたが、軽くあしらわれました。その時が本当につらくて、私の周りには誰も分かってくれる人がいない。過食は、やっぱり自分の意思の弱さのせいなんじゃないか。自分がおかしいのではないか。こんなに消えたくなるくらいつらいのに、誰にも言えない、共感してもらえない。それが一番つらかった。

過食症の時の私は、なにをするにも自信がなく、自分がやりたい事でさえも、やりたいと言えないし、いつも 「自分なんかが」と思ってしまいます。常に誰かが醜い私を見て笑っているような気がしてなりません。些細な言葉でも、自分に自信がないせいで、すぐに悪いように変換して傷ついて。

もし、このまま勇気がでず、無料相談に電話する事を諦めてしまっていたら、私は死ぬまで、このままだったと思います。好きな事もずっと我慢して、自分を責め続けていたと思います。
まだ今は、摂食障害を治療中です。ですが、諦めず、治療を続けていきたいと思います。