過食症と過食嘔吐 心の声を聞いて

食べたいけど食べたくない。普通に食べられない。
過食症になってからのみなさんの体験談をまとめました。

「食べたいけど太りたくない」のせめぎ合い

女性 大学生 21歳 佐賀県

最初は高校三年生の夏に一月半ほど拒食気味になった後の過食でした。受験と相まって異常に食べるようになりました。しかし太りたくない気持ちはあり、太るたびに醜くなっていく気がしました。

大学で一人暮らしを始め、過食の対象がアイスやお菓子に代わり、見る見るうちに太りました。しかも、母親をはじめ周りの人からは太ったねー笑笑とからかわれる日々。それが嫌で筋トレをしたり少し食事を減らしたりしましたがだめで、これ以上太りたくない気持ちから下剤を使ったり吐くことを覚えました。吐いたら体重の増加はある程度落ち着きました。

そして大学3年生の夏、あまりに疲れる日々に気づいたら何もしていないのに体重が2キロ減っていることに気づきました。あまりに嬉しくてまともにご飯を食べるのをやめました。朝のみ固形物をとり、あとは野菜ジュース、エナジードリンク、ゼリー飲料のみ。1ヶ月半で7キロ減りました。そこから過食嘔吐が始まりました。

食べたい食べたい食べたい。
太りたくない太りたくない太りたくない。
今はこのせめぎ合いの中で生きています。明らかに体に悪そうなものを過食して吐いている私はただのクズだと思います。それでも今を生きるためには過食するほか手段を思いつきません。