過食症と過食嘔吐 心の声を聞いて

食べたいけど食べたくない。普通に食べられない。
過食症になってからのみなさんの体験談をまとめました。

過食嘔吐で人生がめちゃくちゃに。

女性 会社員 43歳 AB型 香川県

20歳の時の恋愛で自分の容姿に自信を無くしダイエットを始めました。食べた物を吐くと体重が落ちていく事を知り、過食嘔吐が始まりました。体重が増えるのが不安で過食嘔吐は続いていました。

結婚を期に夫の両親と同居する事で吐けない環境になり、一時的に症状は出なくなりました。出産と育児の為、仕事をセーブしていたのですが、育児も一段落したのでフルで働き始めました。生活のリズムが変わったせいか、夫の両親との関係が悪化。そのストレスから過食嘔吐が再発。久しぶりの嘔吐は上手く出来ず、体重は増加。太った容姿と夫の両親と上手くやっていけない自分に自信を無くし、毎日死にたいと思っていました。結局、関係は修復出来ず、夫と娘の3人で家を出ました。

その頃、人事異動があり、異動した部署に馴染めずに居ました。仕事が上手くいかない事で自信を無くす一方でした。痩せれば自信を取り戻せると思って下剤を飲むようになりました。過食嘔吐と下剤乱用で体重は落ちましたが、仕事中も食べ物の事ばかり考えていました。ミスも増え、仕事に行くのが怖くなり、夜も眠れなくなりました。
心療内科で安定剤と向精神薬、睡眠導入剤の処方をして貰いましたが症状は悪くなるばかりでした。
仕事を辞め自宅療養を始めました。

収入が無くなった事で過食嘔吐が出来ない不安から再就職をしました。今の職場は人間関係も良いのですが、食事に誘われても過食嘔吐が不安で参加出来ません。
家族は私が過食嘔吐している事を知っています。食べ物の事ばかり考えて育児を疎かにしている私に、娘はいつも「大丈夫?」と声をかけてくれます。後悔と罪悪感でいっぱいになります。夫は何も言いません。
過食嘔吐をしたくない気持ちから、食べ始めると過食のスイッチが入るので食事を一緒に摂る事が出来ません。
心配してくれる娘と一緒に普通にご飯を食べたい。過食嘔吐に費やす時間を家族と一緒に過ごす時間にしたい。普通の生活を送れるようになりたいです。