過食症と過食嘔吐 心の声を聞いて

食べたいけど食べたくない。普通に食べられない。
過食症になってからのみなさんの体験談をまとめました。

過食症の治療体験

女性 会社員 25歳 B型 長野

・都内で有名な精神科に一度。
予約をとるのも大変な病院だった為、医者は診療時間を気にして心は患者に向いていないようでした。ただでさえ、親しいはずの友人にだって自分の本心を打ち明けられない私が、初対面の他人である医者に心を開けるわけもなく、ただただ悲しく虚しい思いをしただけでした。この頃はまだカウンセリングが必要だったのだと思います。

・市の保健師に相談するような制度があると聞き、一度だけ話をしに行った覚えがあります。
摂食障害の知識がある方だったので話しやすかった気がします。

・1、2年後、自ら治そうと前向きに病院を探し、摂食障害に特化したクリニックへ何度か通いました。
その頃はもう気持ちが落ち着いていたのでカウンセリングの必要はなく、薬で治そうと思っていました。
けれども薬は根本的な問題があります。
食前に飲めばその後の過食嘔吐で吐いてしまうし、私にとっての食後とは、過食嘔吐で空っぽになった後のことでした。
薬がきちんと飲めていない状況で医者に会うのが辛くなり、結局途中で諦めてしまいました。
もう、何をしたら治るのか全くわからなくなってしまい、病気なことを意識しないで生きていこうというスタンスに切り替えてしまいました。

それではずっと治らないことに気付き、今ここにいるという感じです。

※摂食障害の患者さんは良い治療を受けてもマイナスな受け取りをする傾向があります。
あくまで参加者の感想であり、センターの立場とは一切関係ありません。