過食症と過食嘔吐 心の声を聞いて

食べたいけど食べたくない。普通に食べられない。
過食症になってからのみなさんの体験談をまとめました。

湧いてくる自殺願望。それでも生きたい。

女性 無職 30歳 A型 東京都

16歳から過食嘔吐をするようになって、14年になりました。当時芸事をしていて、先生に痩せなさいと毎日怒られていました。あと、3キロが痩せられず、吐くようになりました。

無事にその芸事を仕事にできたものの、過食嘔吐は止まるどころか、徐々に酷くなっていきました。20歳のころ、コントロールがきかなくなり、毎日2回の過食と嘔吐が止められませんでした。喉から血を出しながら手を突っ込んで吐いていました。上手く吐けないこともあり、体重は、どんどん増えていきました。
それなりに綺麗にしていなきゃいけないのに、顔は浮腫んで、目はうまく開かず、そんな日に写真を撮らなければならず、絶望しました。写真撮影の直後からは、記憶が曖昧です。仕事場に行けなくなり、休職。それでも家では過食嘔吐。
死にたくて海外のダイエット薬をボトルひとつ分飲んだけれど、心臓がバクバクとしてから意識が朦朧としただけで、死ぬことなんてできませんでした。

実家に戻り療養していましたが、復職は出来ずに辞めました。
心配してくれていた友達とは、私から繋がりを絶ってしまいました。

整形手術もしています。18歳で鼻、20歳の時に脂肪吸引、26歳で鼻を元に戻して、30歳で顔面の骨を切りました。理性なんてありませんでした。醜いのが辛すぎて、やらずにはいられませんでした。
波のある過食嘔吐は1日1~2回、連続一週間の時が、私の場合一番危険です。自殺願望が湧いてくるからです。衝動的に自殺するかもと感じています。

28歳のころに自殺願望がもっとも強く、和室の鴨居に首を吊って死ぬところを毎晩シミュレーションしていました。
愚か者ですが、イメージしていると出来るような気がしてくるんです。紐も自分で編んで、荷物は整理してアルバムも処分しました。
過食嘔吐をしているときはまるで自分じゃなく、もう一人の違う自分がいるように感じるので、その人が100%自殺を実行しないとは言い切れません。しかし、今の私はこれからの困難を覚悟して生きていくつもりですので、自殺は絶対にしません。

なぜ存在しているのか、なぜ生まれて苦しんでいろんな経験をして死んでいくのか、これからどう生きていったらいいのか、なんとなくわかった今、過食嘔吐の症状を根絶することが今一番にやることです。そうして、もっと情熱的に人生を生きたいです。